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Cloud One Workload Security(C1WS)とは?1か月から利用可能なクラウド型サーバーセキュリティ対策を解説

久保 祐人

Windows や Linux に対応可能な月単位の利用が可能なクラウド型セキュリティ対策。
サーバーに関する多層的なセキュリティ対策をまとめて解決!
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こんにちは。セキュリティに関する製品やサービスのマーケティングを担当しています、久保です。

本日はトレンドマイクロ社のサーバーセキュリティ製品である Cloud One Workload Security の概要を解説します。
もともと Deep Security as a Service という名称で、Deep Security のクラウド版という位置づけだった本製品ですが、Cloud One Workload Security になって何が変わったのか、製品の機能だけでなく、特長やどんなときに選ばれているのかという利用シーンもあげていますので、ぜひお読みください。

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Cloud One(クラウドワン)とは

Cloud One(クラウドワン)は、トレンドマイクロ社が開発している、IaaS 環境やコンテナ・サーバーレスといった、クラウド環境を保護するセキュリティ対策製品群のブランド名です。その中でも、Cloud One Workload Security は、オンプレミス/クラウドを問わず公開サーバーを保護するセキュリティ対策機能を提供しています。

Cloud One Workload Security の機能一覧

Cloud One Workload Security はサーバーセキュリティに関する多くの機能があり、これ一つで多層防御と言われる複合的なセキュリティが実現できます。

サーバーをトータルに保護する8つのセキュリティ機能

Cloud One Workload Security は Deep Security と同じく8つのセキュリティ機能(※)を持っています。

①不正プログラム対策
いわゆるアンチウイルス機能で、マルウェアやウイルスの検知や防御を行います。Windows や Mac OS だけでなく、最近少なくなった Linux に対するアンチウイルスも提供しており、同一の管理サーバーから統合管理できます。
②ファイアウォール
IP アドレスやネットワークポート、プロトコルに対する通信を許可/拒否する機能です。
③侵入防御(IPS/IDS)
仮想パッチ(ルール)により、アプリケーションや OS に対する脆弱性を突く攻撃から保護します。推奨設定機能があるため容易に導入できます。
④変更監視
フォルダ/ファイルをモニタリングし、ルールに合致した変更を検知します。静的な Web ページを監視すれば改ざんを検知する使い方もできます。
⑤アプリケーションコントロール
承認していないソフトウェアを検知し、ホワイトリストまたはブラックリスト方式で当該ソフトウェアの実行を許可/ブロックします。
⑥Web レピュテーション
HTTP アクセスを監視し、サーバーから不正なサイトへの接続をブロックします。
⑦セキュリティログ監視
ログをモニタリングして、ルールに合致したログがあった場合、検知して通知します。
⑧XDR
EDR 機能のことであり、攻撃者による侵入時/侵入後の行動を捕捉して防御します。他のセキュリティ製品と自動的に相関分析する XDR 画面で管理する機能です。

Cloud One Workload Security はエージェントをサーバーにインストールするだけで管理サーバーと通信を開始して導入が完了します。
※ Cloud One Workload Security Enterprise Edition の場合

Cloud One Workload Security 管理サーバー

Cloud One Workload Security の管理サーバーはクラウド上

Cloud One Workload Security は管理サーバーがクラウド上にあり、トレンドマイクロ社が管理しています。そのためバージョンアップやオンプレミスからクラウドへのシステム移行時も管理サーバーのメンテナンスが不要です。

サイバーセキュリティの脅威は、日々増加して進化しています。最近のエンドポイントセキュリティには、発生した攻撃をいち早く検知し、分析・ブロック・封じ込めを迅速に行うことが求められています。

Cloud One Workload Security と Deep Security との違い

Cloud One Workload Security はもともと Deep Security as a Service という製品でしたが、Cloud One シリーズの Cloud One Workload Security にリブランドされました。リブランド後、両製品に EDR(トレンドマイクロ社では XDR と呼称)機能が追加されました。

現時点では管理サーバーがオンプレミス/クラウド以外に機能差はありませんが、今後クラウド製品間での連携や Cloud One シリーズでの管理画面の統合といった面で違いが出てくる可能性があります。

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Cloud One Workload Security がサポートする OS

Cloud One Workload Security は様々な OS に対応しているのが特徴です。

  • Windows デスクトップ/Server
  • Linux(MIRACLE LINUX, Red Hat Enterprise Linux, CentOS, Debian, Ubuntu, SUSE, CloudLinux, Amazon Linux, Oracle Linux, AlmaLinux, Rocky Linux)
  • macOS
  • Unix(AIX, Solaris)

また、Linux OS 上で実行されている Docker ホストとコンテナも保護可能です。

Cloud One Workload Security の導入には、トレンドマイクロ社の日本語ドキュメントが Web で公開されているため、比較的容易に導入できるかと思います。

※ OS の種類やバージョンにより提供機能に一部制限がある場合があります。詳細はトレンドマイクロ社の Web サイトを参照ください。

Cloud One Workload Security Essential とは

Cloud One Workload Security Essential は、Cloud One Workload Security Enterprise の機能制限版で、Cloud One Workload Security Enterprise の8つの機能のうち、①不正プログラム対策 および ②Web レピュテーション の2つに限定されています。多層防御はありませんが、Windows / Linux / Mac / Unix といった多様なOSの保護が可能です。

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Cloud One Workload Security は1ライセンス、1か月から利用可能

Cloud One Workload Security 最大の特長は月単位で契約が可能な点です(※ トレンドマイクロ社と特別な契約をしている会社のみが月額提供可能)。

1か月で利用を終了できるため、例えば、キャンペーンサイトで3か月だけ公開サーバーを建てる、サーバーリソースが季節で増減する、といったケースで非常に重宝します。実際に当社のお客様のなかには頻繁にライセンス数の増減をしているお客様もいらっしゃいます。

Cloud One Workload Security ライセンス契約例

Cloud One Workload Security 向けマネージドセキュリティサービス(MSS)

手軽で包括的なセキュリティを利用可能な Cloud One Workload Security ですが、本格的な機能を提供しているためアラートも多く検出します。そのため、システムの稼働を止めたくないような商用のサービスや、セキュリティ運用が専門の部門を社内に持っていないという課題がある企業様向けに、マネージドセキュリティサービスをご用意しています。気になる方はお気軽にご相談ください。
※マネージドセキュリティサービスは2サーバー以上、1年単位でのご契約となります。

Cloud One Workload Securityとマネージドセキュリティサービス

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さいごに

セキュリティ対策製品は手軽なものが多くなく、安価なものは防御機能が不足していたり、またはセキュリティ機能が充分でも導入に多大な手間がかかったりと、帯に短したすきに長しの製品が多く、なかなか適したものがありません。

こうした課題をお持ちの企業様は、ぜひ Cloud One Workload Security を検討してみてはいかがでしょうか。

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