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SBTのスベテ

ロゴのデザインを考える clouXion 編

岸 啓介

岸 啓介

SBT シニアコーポレートアーティストの岸です。通常このブログでは、PowerPoint の便利な使い方についてご紹介していますが、新年1回目は趣向を変えた特別編として、SBT が提供しているサービスのロゴデザインについてお話したいと思います。

初回のエントリーでも少し触れましたが、私の職種である「コーポレートアーティスト」は、各種資料のデザイン作成以外に、ロゴマークのデザインも行っています。ロゴマークをデザインする際は、見た目の美しさはもちろんですが、それに加えてそのサービスや製品がどのような目的のためにどのような思想で生み出されたかも伝えることができれば、と思っています。
そのため作成するときは、関係者への事前ヒアリングや、デザイン途中での方向性確認などを通して、現場メンバーの「サービスに対する考え」をくみ取ることにより、単に「図形の好みをフィーリングで選ぶだけ」にならないよう心掛けています。

そこで今回は、SBT が提供する、Office 365 などの利活用サービスのブランド「clouXion(クラウジョン)」のロゴマークについて、決定までの変遷をご紹介いたします。



当初のサービス名候補は「Clousion」だった

ロゴマークデザインの前段として、サービス名検討段階の時のお話から始めたいと思います。(当時、私はまだデザイナーとしてこのプロジェクトには参加していなかったのですが、今回のブログ執筆に際して clouXion 企画担当者から経緯の詳細をあらためて聞きました。)


当初のサービス名候補

当初、クラウドに fusion や illusion など様々な価値を組合わせることで、「お客様を成長させるクラウドパッケージサービス」にするとの思いを込め、「Clousion」というサービス名が最有力になっていたそうです。
(なお、「Clousion」は自分が提案しました!と企画担当者が申しておりました。)

「Clousion」から「ClouXion」へ

さらにその後、fusion や illusion 以外にも communication や transformation など、掛け合わせる価値により多くの意味を持たせ、かつ語感をよりよくするために、s ではなく未知のものとしての「X」をあてはめて「ClouXion」へ変遷しました。

その時点で依頼を受け、デザインしたロゴマーク案がこちらです。企業やビジネスを変革する Digital Transformation(DX)になぞらえ、Cloud Transformation を意識した「CX」という文字がデザイン要素に含まれています。色味はそれまでに SBT でリリースしていたクラウド関連のサービスロゴカラーを踏襲し、「Clou」と「Xion」で区切れるデザインにしています。


「Clousion」から「ClouXion」へ

SBテクノロジーならではの付加価値を強調「clouXion」へ

その後の議論により、SBテクノロジーならではの付加価値や、お客様と実現する未来の実現への思いを込め、「X」をより重要視したいという事になり、「c」を小文字にすると同時に「X」に目が行くようなデザインへ変更しました。
なお、03の決定デザインの「X」は、図中にもあるように地平線から日が昇り、新しい世界が始まる様子をイメージしています。


付加価値を強調「clouXion」へ

まとめ

ロゴマークというものは、完成したデザインをぱっと見るだけだと「ただの丸や四角の組み合わせ」と取れなくもないのですが、そこには送り手の色々な思いが込められています。
皆さまも、ご自身の会社や、サービスのロゴマークの由来を調べてみると、それらに関わる方々の様々なメッセージをあらためて知るきっかけとなり、面白いのではないでしょうか。


まとめ

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