こんにちは、SBT ブログチームの岡田です。今日は 2018 年 6 月 12 日(火)に開催された、『エッジ AI コンピューティングとクラウド連携で実現する IoT マネジメントセミナー』の当社セッションのセミナーレポートをご紹介します。
本セミナーでは、現在注目を浴びているエッジ AI コンピューティングとクラウド IoT プラットフォームを融合させた IoT マネジメントソリューションについて、日本マイクロソフト社をはじめ、AI ベンダー、IoT インテグレーターそれぞれの立場から、その解決策となる技術ソリューションをご紹介しました。当社セッションでは、Cloud&IoT 部 IoT グループ エキスパートの小林 慎が、「エッジデバイスを中心に考える IoT デバイスマネジメント」と題し、IoT を取り巻く課題から、その解決策をお話するとともに、現在開発中のサービスの実際の画面もご覧いただきました。
セミナー終了後には多くのお客様からのご質問もいただき、盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
次回、2018 年 7 月 27 日(金)には大阪でも同様の内容を開催しますので、ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひご参加をお待ちしております。
IoT 化した機器をいかにスマートに使いこなし、IoT の本来の目的である価値を生み出すために、私たちはまず何をするべきなのか、当社の視点からお話をします。
接客を代行するロボットや、顧客に提案する自動販売機など、私達の周りでもよく見聞きするようになってきた IoT は、社会の効率化や新たな価値を創出しています。2021 年には世界の IoT 機器の数は 350 億台に達すると言われ、産業用途でも 90 億台になると言われており、BtoB での活用も増えていくと言われています。一方で、多量化していく IoT 機器であるエッジデバイスをどのように統合的に管理するのかが課題になってきています。
さて、なぜ今 IoT 機器が増えてきているのでしょうか。まず 1 つの理由として、「Industry 4.0」により、これまでスタンドアロンで利用していた機器を IoT 化し、収益向上や効率化を進める動きが世界的に広がっているということがあげられます。また、日本固有の理由として少子高齢化や、人手不足、労働生産性問題という社会的課題から、IoT 化を進めることで生産性向上に繋げようという動きもあげられます。
IoT 機器の特性には大きく5つあります。
その特性にはそれぞれの課題があります。星の数ほどもあるデバイス数の多さには管理の課題、また長期間動かすための安定稼働やアップデート、セキュリティに対する課題も出てきます。
それらの課題を解決するためには、別々に対策を考えるのではなく、一気通貫に統合的に管理できることが必要と考えています。そのためにソフトバンク・テクノロジーが開発しているのが、『IoT Core Management Suite』です。
『IoT Core Management Suite』は、統合管理と AI を活用した、IoT × AI マネジメントプラットフォームです。これを利用することにより、IoT 化した機器をスマートに使いこなし、価値を生み出していただけると考えています。
例えば、工場の生産設備を作られている製造業様が利用される場合、自社の製造する機器にこの仕組みを入れ、その機器をユーザー企業に提供したとします。ユーザー企業は自社で導入した機器の稼働状況を画面で確認することができます。また機器を作られた製造業様は、ユーザー企業全体の機器の稼働状況や故障の状況をまとめてダッシュボードで管理・確認し、そのマネージメントサービスを行うことで新たな付加価値を提供できるようになります。
その他にも、OTA によるアップデートや、認証によるエッジデバイスの管理などが、この『IoT Core Management Suite』ではできるようになるのです。
自社でこのようなプラットフォームを一から開発すると時間もコストもかかります。IoT で多くの実績を持つ Microsoft 社、AI に特化されたパートナー企業、また当社の Azure の技術やサポート、監視の知見を合わせてできたサービス『IoT Core Management Suite』が、皆さんの価値創造のご支援をします。
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