こんにちは。ブログチームの椎名です。
10月30日、日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト社)が、「Smart Buildings & Spaces(以下、スマートビルディング)」の発展に向けた支援策についての記者説明会を開催しました。
記者説明会では、
についての発表があり、各パートナー企業の代表者も登壇。当社からは、水田 篤彦(ソリューション統括 ソリューションエンジニアリング本部 本部長)が参加しました。
今回はその記者説明会の内容をお届けします。
マイクロソフト社は「社会変革に向けた貢献」を Vision 2020として掲げており、その方法としてライフスタイル、ワークスタイル、インダストリー(産業)の3つのイノベーションを推進しています。
そんな マイクロソフト社のビジョンを2分ほどにまとめた映像が記者説明会の冒頭で流れました。
https://www.youtube.com/watch?v=AnPguamUaJY
Reimagining Smart Buildings & Productive People | 日本マイクロソフト
この映像の中に出てくるキーワードの一つが、「スマートビルディング」です。ここで言う「スマートビルディング」とは、施設の運用効率と生産性を向上させるために IoT テクノロジーを組み入れた建物のことを示します。
マイクロソフト社がスマートビルディング分野に取り組むきっかけとなったのは、10年ほど前から実施されている米国シアトルにあるマイクロソフト本社ビルの建て替えに伴うスマートビルディング化です。そこで得られた知見などをもとに、スマートビル領域の事業拡大を目指していくことのことです。
マイクロソフト社の清水 宏之氏(インダストリーエグゼクティブ MaaS & Smart Space ソリューション本部 専任部長)は、「近年、デベロッパーやビルオーナーはファシリティー(設備)中心から、ビルを利用または管理する人中心といったニーズが高まっている」と言います。
そのニーズに迅速かつ柔軟に対応できるビル・施設を実現するため、課題であったデータ・サービス連携部分のリファレンス アーキテクチャーの提供に至ったそうです。
記者説明会ではパートナーとの協業についても紹介があり、事業拡大パートナー企業向けに「サービス連携リファレンスアーキテクチャー」を無償提供することも発表されました。
SBテクノロジーは「システムインテグレーションパートナー」として事業に参画します。
当社は、2018年に独自の IoT サービス「IoT Core Connect」をリリースしました。IoT Core Connect は、豊富な導入実績がある Microsoft Azure の IoT サービスを活用したプラットフォームサービスです。IoT 活用に必要なモノ・データ・ヒトを統合的に管理するサービスをシームレスに提供することで、メーカーや BtoB サービスを提供する企業などの IoT のビジネス化を支援します。
また、2019年には Microsoft Azure を利用した建物情報プラットフォームを開発し、マイクロソフト社のパートナーアワードにおいてグローバル・国内ともに IoT 分野で表彰されています。
記者説明会では、各パートナー企業の代表者が登壇しコメントをされました。最後に登壇した当社の水田は、
「当社には、独自の IoT プラットフォームサービス「IoT Core Connect」をオープン化していきたいという想いがあります。今回の「サービス連携リファレンスアーキテクチャー」もオープン化を促進していくものでありますので、今後も多くの企業様のデジタルトランスフォーメーションを支援できると期待しております」
と述べて、締めくくりました。
マイクロソフト社と当社が協業ですることで、よりよい IoT サービスの提供と社会変革へのさらなる貢献ができると思っております。ご期待ください。
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