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Microsoft アワード、国内で唯一 IoT 部門受賞!突撃インタビュー

セキモリ

セキモリ

こんにちは、SBT ブログチームのセキモリです。

11月に入り、地域によっては紅葉が始まりましたね。寒くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?当社ブログの中でも人気が高いこの「突撃インタビュー」シリーズですが、本日は IoT の記事です。

当社は今年、米マイクロソフトコーポレーションが主催する「2019 Partner of the Year Awards」にて「Internet of Things Partner of the Year」のファイナリストに選出 され、日本マイクロソフト株式会社の「マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー 2019」でも「Internet of Things(IoT)アワード」を受賞 しました。

Azure を基盤とした当社の IoT への取り組みが高く評価され、全世界2,900社の中からなんと国内企業で唯一 IoT 分野で表彰され、受賞しています!本日は、そんな栄えある受賞の立役者である3名の社員に、インタビューを行いたいと思います。

SBテクノロジー 伊藤 貴文、中内 浩嗣、高橋 史樹
写真左から、伊藤 貴文、中内 浩嗣、高橋 史樹

自己紹介

セキモリ:こんにちは。まずはブログの読者さまに向けて、自己紹介をお願いします。

中内:DX本部で IoT 部門の副部長をしております、中内 浩嗣(なかうち こうじ)です。
クラウド・IoT といった要素技術を活用したお客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の支援や自社オリジナル IoT サービスの立て付けなどを担当しています。

伊藤:同本部、シニアエンジニアの伊藤 貴文(いとう たかふみ)です。
同じく、DX 推進の支援や IoT ソリューションの企画、開発を担当しております。

高橋:同本部、高橋 史樹(たかはし ふみき)です。
これまで、Pepper、ドローン、IoT などに関わるアプリケーションの開発に携わってきました。現在はそのノウハウを生かした自社サービスの企画開発を担当しております。

セキモリ:皆さん IoT 分野のスペシャリストですね!本日はよろしくお願いします。

受賞の背景

セキモリ:受賞した2つの賞は、どのようなプログラムなのでしょうか?

中内:「Partner of the Year Awards」は、米国マイクロソフトが世界中のパートナー企業を対象に、マイクロソフト製品を基盤とした優れたソリューションやサービスを提供したパートナーを表彰するものです。SBT は、IoT 分野の表彰において、国内企業で唯一ファイナリストに選出されました。

伊藤:「マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー 2019」は、日本マイクロソフトが国内パートナー企業を対象に、 優れた実績をおさめた企業を選出するプログラムです。

SBT は、2014年以来6年連続で受賞しているのですが、今年は Microsoft Azure をベースにした IoT 活用に取り組んだ企業に贈られる「Internet of Things(IoT)アワード」を受賞しました。

セキモリ:すごいですね!今回の受賞について、どういった点や活動が評価されたと思われますか?

中内:マイクロソフトの PaaS サービスをフルに活用して、実業務の IoT 化を実現した点でしょうか。

また、IoT というテクノロジーに対して、いろいろな角度で取り組んできた点も良かったのではないかと思います。SBT ではこの知見をもとに、「IoT Core Connect(以下、ICC)」というサービスをリリースしました。

セキモリ:ICC は、IoT 活用に必要なモノやデータを統合的に管理するサービスですね。受賞した感想は、いかがでしょう?

伊藤:現在、いろいろな会社が IoT に注力している中で、SBT が選ばれたというのは嬉しかったですね。とくにワールドワイドでファイナリスト、かつ IoT というソリューションの分野で日本の企業は SBT だけということで、非常に誇らしく思います。

インタビューの様子1


IoT の活用事例

セキモリ:今回 IoT 分野で受賞とのことですが、SBT ではどのような取り組みをしていますか?

中内:最近でいうと、アサヒ ファシリティズ様の事例 で、建物の維持管理業務において、IoT の要素技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを行いました。

伊藤:具体的には「業務を可視化するために業務プロセスの再構築」「データをセキュア、かつ、一元管理するためにパブリッククラウドへの移行」「ユーザビリティ向上のためにモバイル端末の活用」などです。

この取り組みにより、お客様の目的であるコスト削減や業務の効率化などを実現することができました。これは、当社がこれまでクラウドインテグレーターとして培った知識、経験を活かせたからだと思います。

高橋:将来デザインの変更があっても柔軟に対応できる作りやリアルタイムに状況を把握できるような仕組みなど、IoT を構成する要素技術以外の最新技術を取り入れたシステム構築にも力をいれました。

セキモリ:そのような取り組みがあったからこその受賞だったのですね。


開発にあたってのエピソードや苦労したところ

セキモリ:IoT 分野に関して、当社の強みや特徴的なところは何ですか?

中内:IoT の導入には、まずはお客様の業務を理解し、あるべき業務の姿を考えることが必要です。そして次に、システム化するためには、使いやすさから、クラウド、ネットワーク、エッジ、それらの通信まで、非常に広い範囲の要素技術を深く理解しなければなりません。

当社はそれぞれの要素技術を得意とするプロフェッショナルが多く集まっているため、お客様に寄り添った DX 推進の支援を行うことができる、という点が強みだと思います。

伊藤:IoT ではエッジ側とクラウド側の通信(やりとり)が発生しますが、エッジ側から送信されるデータには、建物や工場の機器、車やウエアラブルデバイスのセンサーなどまで多種多様です。また、エッジ側とクラウド側がどのようにやりとりを行うのか、考慮しなければならないケースが沢山あります。

そのためには、エッジ側とクラウド側の両方の観点を理解して、ソリューションを構築する必要があります。つまり、モノを知って、そのモノの情報をクラウドに繋げて、新たな価値を創出する、というところが、IoT の特徴的なところでもあり、面白いところでもあるかなと思います。

セキモリ:そうなのですね。いつも心掛けていることなどはありますか?

中内:「お客様にとってこれは意味があるのか」という視点で、最終的な判断の軸を持つようにしていました。 色々な人から色々な意見が出てくるのですが、単にすごい仕組みをつくればいいということではなく、お客様がきちんと使いこなせて、効果を上げるものになるかどうかで判断することですね。

伊藤:具体的な例では、センサーデータをグラフ化して分析する、という機能に対して、果たしてそのグラフをお客様が本当に分析するのか、自己満足で終わっていないか…などです。

IT やデータ分析に慣れ親しんでいない人にとっては、学習コストが高いものは使わなくなってしまいます。 ですので、数回の操作で自然と使えるようになるという形に近づけるなど、お客様に寄り添ったシステムのご提供を心掛けました。

高橋:社内、お客様、お客様の別パートナーなど、それぞれのステークホルダーが異なるバックボーンを持っていますので、そこに目を向けることが重要だと思います。

インタビューの様子2

さいごに

セキモリ:最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いします。

中内:DX には2つの側面があり、1つは業務効率化やコスト削減、もう1つは競争力の強化やお客様のビジネス拡大です。

DX はその性質上、標準となる仕組みはなく、自社の特徴に応じた取り組みが必要とされています。私たちは、クラウドインテグレーターとして最新技術に対する知見やこれまでの実績をもとに、お客様ビジネスの拡大やサービス提供といった新しい価値創出をお客様と共に取り組んでまいりますので、DX 推進や IoT に関するご相談はぜひ当社にお声がけください。

伊藤:DX を推進し、競争を勝ち抜くためには、IoT をはじめ、モバイル、AI、ビッグデータなどへの取り組みが欠かせません。また、「スピード」、「アジリティ」も重要とされています。

当社にて提供している「IoT Core Connect」サービスは、データの可視化だけではなく、最新の要素技術を取り入れて、IoT 活用に必要なモノ・データ・ヒトを統合的に管理し、シームレスな連携を提供しておりますので、DX をスピーディー、且つ、スムーズに実現できます。ぜひご利用いただき、お客様の業務効率化、ビジネス拡大に貢献いただければと思います。

高橋:IT 分野は、もとより変化が激しい分野だと思いますが、年を経ることに、より変化が加速していますね。IoT に限らず、新しい技術をどんどん取り込んで、より良いサービスを提供して行きたいと思います。

セキモリ:IoT の開発・導入をご検討の方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社にお声がけいただけると嬉しいですね。インタビューは以上となります。ありがとうございました!


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