こんにちは、SBT ブログチームの佐藤です。
今日は、2019年3月15日（金）に名古屋で開催しました、『Office 365 を中心としたクラウドの最新セキュリティ対策』について、お伝えします。
本セミナーでは、Office 365 を中心としたクラウドサービスの利用時に考え得る脅威シナリオとその対策についてご紹介するとともに、クラウドサービスを安心・安全に利用するための CASB や、CASB を含むさまざまなセキュリティ製品からあがるアラートをセキュリティ専門アナリストが24時間体制で運用監視する マネージドセキュリティサービス についてご紹介しました。
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 サイバーレジリエンス部 シニアセキュリティコンサルタント 伏見 修一のセッションでは、「Office 365」を中心とした利用シーンの中で考え得る脅威シナリオ例を列挙し、クラウドに対するセキュリティポリシーの重要性についてお話しました。2019年4月施行の「働き方改革法」に伴い、今まで以上に企業のクラウド利用が増えると想定されますが、利便性メリットの反面、今までのセキュリティポリシーを適用することが困難となり、新たなコントロールを必要とします。その中でも、業務の中心となり、重要なコミュニケーションツールである「メール・ファイル共有・情報ポータル・ビデオ会議・チャット」などは、外部攻撃と内部不正の両面について検討し、しかるべきセキュリティ対策を進める必要があります。今後、内閣サイバーセキュリティセンター（NISC）を中心に提唱されている情報セキュリティを企画・設計段階から確保するための方策「Security by Design」がセキュリティコンセプトのトレンドになるとも解説しました。
マカフィー株式会社 クラウドソリューション営業本部 本部長 露木 正樹氏のセッションでは、クラウドサービスに対して、オンプレミスと同等のセキュリティを提供する McAfee MVISION Cloud をご紹介しました。企業では Office 365 などさまざまなクラウドサービスを活用するようになりました。その一方で、クラウドサービスはオンプレミスのシステムよりも社内と社外の境界線があいまいで、オンプレミスのシステム以上にリスクマネジメントが重要となってくると解説いただきました。
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 ソリューションマネージメント部 シニアソリューションプランナー 松木 和彦のセッションでは、CASB を正しく使いこなすために必要なポイントについてお話しました。CASB はシステムを導入するだけでは真の実力を発揮しません。各企業のセキュリティポリシーや、使用するシステム、現在の利用状況などを把握した上で、「CASB で何をするのか」を決めることが非常に重要です。当社ソリューションである MSS for CASB ではシャドー IT に対する抑制やクラウドシステム利用にあたってのポリシー策定に関するアセスメントを行います。さらに、当社の他の MSS シリーズと併せて相関的に脅威分析を行い、より安全なクラウドシステムの利用を可能にするとご説明しました。
ご来場いただいた方からは、クラウド利用における脅威対策の検討が必要とのお声を多くいただきました。
近年、クラウドサービスの発展とともにセキュリティ対策の検討が必要不可欠になってきております。
本セミナーをきっかけに、プロのセキュリティアナリストが運用監視する MSS について導入検討いただければ嬉しい限りです。
最後に、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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