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AIOps とクラウドの相性は?

佐藤 実

佐藤 実

こちらのブログをご覧いただき、ありがとうございます!
IT サービス運用を技術とクラウドの力で幸せにしたいと奮闘中の、佐藤 実です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

今回は、AIOps の基本的な考え方とクラウドとの相性についてお伝えし、今後の IT サービス運用を考えている管理職の皆様と、楽しい IT サービス運用の未来を共有したいと思います。

AIOps の基本的な考え方

AIOps とは、一言で表すと「ビックデータと AI で IT サービス運用 を自動化する」ことです。

(1)Ops に関連するさまざまなデータを集め、(2)蓄積したデータを機械学習しリアルタイムデータを分析して、(3)分析結果をトリガーに IT サービス運用を自動実行します。
ポイントは、(3)の自動実行で終わらず、実行結果が(1)のインプットにもなる点です。

AIOps サイクル
図1:AIOps サイクル

例えば、(1)では OS やミドルウェアレベルでのモニタリングデータだけではなく、アプリケーションから取得できるデータと、(3)の自動実行された結果のデータも集め蓄積します。

(2)では、蓄積した時系列データを元に傾向分析や相関分析をして予防保全に役立て、リアルタイムデータ分析は直近データや過去データとの比較分析を行います。(3)の過去に自動実行した結果が、今回分析したものと類似しているのかどうかも加味し、過去が良い結果であれば今回の分析結果スコアはプラスされ、過去が悪い結果であれば今回の分析スコアはマイナスされます。

(3)の自動実行は、分析結果が期待する状態になった場合に IT サービス運用を自動実行します。自動実行は理想ですが、AIOps の初期導入段階では分析結果を人間が判断する半自動実行としておきます。そして、自動実行の結果は(1)のデータとして蓄積します。

AIOps はクラウドと相性が良い

クラウドには以下のメリットがある事を、皆様はご存知だと思います。
(他のメリットもありますが割愛させて頂きました。)

クラウドのメリット
図2:クラウドのメリット

AIOps サイクルで必要な、増え続けるデータを保存し続けられ、機械学習や分析で必要な処理能力が得られ、API 連携することにより自動化しやすいのが、クラウドと相性が良い理由です。

左右にスクロールしてご覧ください。

NO AIOps サイクル クラウドのメリット
1 データを集める(ビックデータ) データは増え続けます。
クラウドのメリットである「必要な時に必要なリソースを必要な量だけ増やせる」ため、最初から大容量のストレージを確保しておく必要がありません。
2 データを分析する(機械学習) 分析する処理能力は増え続けます。
クラウドのメリットである「必要な時に必要な処理能力を必要な時間」だけ使い、機械学習と分析を行います。
3 IT サービス運用を自動実行する(オートメーション) 自動実行するためには API やリモートから OS 内のコマンドを実行する必要があります。
クラウドのメリットである「クラウド基盤自体の API」や VM インスタンス内に予め導入済みの VM エージェントを利用します。

表1:AIOps サイクルとクラウドのメリット


クラウドは、AIOps が稼働する基盤としても、AIOps が IT サービス運用を自動化する対象としても、とても相性が良いことがわかります。

まとめ

  1. AIOps とは、ビックデータと AI で IT サービス運用を自動化すること。
  2. AIOps サイクルで、継続的にITサービス運用がより良いものになる。
  3. AIOps は、クラウドととても相性が良い。

今後の IT サービス運用を考えている管理職の皆様と、楽しい IT サービス運用の未来を共有できましたでしょうか?
AIOps は、今までの Ops エンジニアが行っていた、システムアラートを分析して IT サービス運用を手動で行う、を変えてくれるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
次回をお楽しみに。


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