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ノーコード・ローコードとはそもそもなに?|5分でわかる基礎情報

システム開発の方法が多様化する現代において、「ノーコード」「ローコード」といった新しい開発手法が登場しています。

本記事ではノーコード・ローコードとはそもそもどのようなものなのか、そしてどんなメリットがあるのかを詳しく解説します。開発スピードを上げたい、企業競争の上位を走りたいと考えている企業の担当者の方はぜひ参考にしてください。

ノーコード・ローコードとは|知っておきたい基礎情報

ここでは、開発手法としての「ノーコード・ローコード」とはどのようなものなのかについて解説します。

ノーコードとはそもそもなにか

ノーコードは、ソースコードのコーディングを行わず、プログラミングに関する専門知識がいっさい不要で開発を行うことが可能になる開発手法です。ツールは最初からテンプレートや機能が決まっているため、小規模なアプリケーションや、単純機能のアプリケーション開発に向いています。

ローコードとはそもそもなにか

ローコードは、0からコーディングを行うよりも、少ないプログラムコードで開発ができるという開発手法です。利用できる機能は限定的ではありますが、ローコードは再利用可能な機能構造を利用することで、高い拡張性を確保することができます。

ノーコード・ローコードが今求められている理由

現在、日本企業は IT 関連を中心に大きな課題をかかえています。経済産業省によるレポートでは現在多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を阻害する課題を抱えており、2025年以降では最大で「12兆円/年(現在の約3倍)」の経済的損失が生じる可能性があるとされています。

これがよく言われる「2025年の崖」と言われるものです。加えて、デジタルシフトを進める上でノーコード・ローコード開発プラットフォームは強力な起爆剤となり、問題への足がかりになるとされています。

参考:「DXレポート2 中間とりまとめ(経済産業省)」

ノーコード・ローコードのメリットにはどのようなものがあるのか

ここでは、ノーコード・ローコード開発のメリットにはどのようなものがあるのかについて解説します。

ノーコードのメリットとは

まず、ノーコード開発のメリットを解説します。

誰でも開発に携われる

ノーコード開発は、システム開発につきもののソースコードを書く必要がありません。ノーコードはその名の通り、プログラミング言語のスキルを持たない方でもツールを活用することで業務に必要なアプリを手軽に製作できます。

専門チームでなくても開発が可能になる

システム開発現場では、プロジェクトを立ち上げて複数のエンジニアで開発を進めていきます。そして、ノーコードはコーディングを行う必要がないため、開発に特化したエンジニアチームを構成しなくても開発が行うことができるのです。

ツール利用で拡張性が簡便化する

ノーコードは用意されている機能で開発を行うため、柔軟な拡張はできません。しかしあらかじめ用意された範囲であれば、誰でも簡単に機能を拡張することができるのです。

ローコードのメリットとは

次に、ローコードでの開発のメリットをご紹介します。

汎用性と拡張性が高くもてる

ローコードプラットフォームの多くは、簡素なコード記述でプログラム構築できることに加え、多くのノーコードツールと違いコーディングが可能なのでユーザー裁量で自由な機能を実装することが可能なのです。

利用目的が限定的にならない

ローコードツールは、上述した通り必須になる機能をユーザー側裁量で実装可能です。プログラミングによって実現できるものであれば、さまざまな拡張を行えるので、用途についても限定されません。

既存システムとの連携ができる

ローコードツールは、他のソフトウェア・システムと連携できる機能が最初から搭載されています。連携機能を利用してコーディングを行えば、社内利用の既存システムと連携するシステムの構築が可能です。

また、ローコードで作成したシステムから既存ツールへ自動的に通知する連携も可能なので、幅広い用途を持つのも特徴です。

ノーコード・ローコードのデメリットにはどのようなものがあるのか

ここでは、ノーコード・ローコードのデメリットについて紹介します。

ノーコードのデメリットとは

まずは、ノーコードのデメリットについて解説します。

大規模開発を行うのには向いていない

ノーコード実装は大規模で複雑なシステムに対応することが難しいとされています。ノーコードプラットフォームはあらかじめ用意された機能でしか対応できない場合が多いため、大規模なシステムで要求されることの多い複雑な機能は実現できないことが多くあります。

機能面での自由度や拡張性は低い

通常の機能拡張の場合、追加予算を用意して技術者を確保することができれば、自由に様々な機能を実装することが可能です。

しかし、ノーコードの場合はプラットフォームの提供する機能の範囲内でしか機能拡張が行えないため、プラットフォーム側が拡張機能を提供していない場合は拡張を行うことができません。

ローコードのデメリットとは

次に、ローコードのデメリットについて解説します。

実装機能が制限されてしまうことが多い

ローコード開発では、プラットフォーム以上の機能実装が難しい部分も少なくないため、機能が制限されるシーンも珍しくありません。また、ローコード開発の場合は開発プラットフォームが提供するパーツを使い回す形になるため、機能を拡張・変更を柔軟に行うことができないのです。

セキュリティ管理がプラットフォーム依存になってしまうことが多い

ノーコードツールと同様に、ローコードツールで開発されたシステムセキュリティはプラットフォームに依存します。ローコードで開発したシステムは運営会社が構築した環境であるため、開発後のシステムに独自のセキュリティ対策を施すことができません。

ノーコード・ローコードツールを選ぶときのポイント3つ

ここでは、ノーコード・ローコードツールを導入する際のポイントについて解説します。

用途や機能が自社に見合っているか

ノーコード・ローコードツールは、各ツールごとに開発に適した分野が異なります。導入する際は、目的を明確にして必要な機能を洗い出し、自社の目的と用途にあったツールを選ぶようにすることが重要です。

セキュリティポリシーが自社と合っているか

上述した通り、開発したシステムのセキュリティポリシーは各プラットフォームのポリシーに従うことになるため、自社ポリシーに準拠しているプラットフォームを選ぶ必要があります。

モバイルデバイスに対応した開発を行うことは可能か

近年ではスマートフォンやタブレットを利用するユーザーがほとんどです。Web アプリや EC サイトなど、ユーザーニーズからの利用用途を考えるとスマートフォンなどのモバイル端末のユーザビリティを上げるのは重要であると言えます。

【2022年最新】おすすめできるノーコード・ローコードツール3選

最後に、導入を検討したいおすすめのノーコード・ローコードツールを厳選してご紹介します。

Power Apps:3つのアプリでレスポンシブに作成可能

「Power Apps」は、Microsoft 社が提供するローコード開発のサービスです。テンプレートが豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップの簡単操作でアプリ構築が可能です。

Microsoft 製品を導入している企業であれば、既存システムと同様の感覚で使用・導入できるため教育コストが削減できるため、時間効率、導入コストを考えると Power Apps が最もおすすめと言えるでしょう。

ASTERIA Warp:国内シェアは9000社以上

ASTERIA Warp は、導入企業 9,000社以上の、国内シェア14年連続No.1を誇るノーコードツールです。活用シーンも幅広く、アイコンをつなげるだけの「フローサービス」機能を特徴としているため複雑なコーディングは必要ありません。

エクセルなどの各種ファイルに加え、クラウド連携など様々なデータソースに対応できる機能も備えているので、複合的な機能を利用したい企業にも向いています。

kintone:豊富なテンプレートから単純業務を効率化

kintone は、「サイボウズ株式会社」が提供するローコード開発ツールです。すぐに使えるサンプルアプリが100種類以上あるため、社内で必要となる様々な業務システムを自社で制作が可能となります。

テンプレートを利用すれば必要なカスタマイズを行うだけでアプリ開発が直感的に可能になるため、複雑な業務には向かないものの単純業務の効率化には貢献してくれるでしょう。

まとめ

システム開発の方法が多様化する現代において、技術者以外でも開発に携わることは広く求められています。しかし、プログラミング開発は複雑で、専門の技術者でなければ対応できないことが今までは一般的でした。

しかし、ノーコード・ローコード開発ツールであれば、専門的知識が少なくても開発に携わることが可能になるため、デジタルトランスフォーメーションが求められる現代では必須のツールであると言えそうです。

「Power Apps」であれば、既存の office 製品と同様の感覚でシステム開発が行えるため、慣れ親しんだソフトの延長線上で誰もが開発者として携わることができます。教育コストも削減できるため、これから開発スピードを上げていきたいという企業には非常におすすめです。

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