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Power Platform とは、4つのサービスの機能とメリットなど

インターネットと SNS の利用者数は増え、モバイルアプリを使うのが当たり前の世の中になっています。毎日多くのアプリケーションが増えていく中で、加速度的な世の中に対応するためのサービスとして、「Power Platform」が注目されています。

本記事では、Power Platform の機能やメリット、ビジネスのどのような問題を解決できるのかなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

Power Platform とは?

Power Platform とは、業務ニーズに合わせたアプリを簡単に作れるサービスです。Microsoft 社のクラウドサービスであり、簡単なアプリであればエクセルやパワーポイントを使うような直感的な操作で作ることが可能です。

エクセルと同様に関数を組み込んだり、外部サービスと連携をしながら、制作可能です。また、基本的にはソースコードを書かなくともノンコードでの作成が可能ですが、プログラミングスキルがあればソースコードからいじれるため、より高度なアプリが作れます。

インターネットや SNS が当たり前となった情報量が多い世の中に合わせ、データを活用できる機能も豊富にあります。Power Platform 一つでデータのビジネス活用が期待できるでしょう。

Power Platform のサービス内容

Power Platform(パワープラトフォーム)を構成している4つのサービスについて解説します。

Power Apps(パワー・アップス)

Power Apps(パワー・アップス)はプログラミングの知識や技術、スキルがなくても業務効率化に役立てるツールを作れるサービスです。Power Apps 内にはキャンパスアプリ、モデル駆動型アプリ、ポータルアプリの3つのアプリがあります。キャンパスアプリでは、オフィスソフトを使えるのであれば、直感的にツールを作れます。

時間や費用をかけて IT ベンダーへ依頼をすることなく、ポイントポイントで業務に必要なツールをスピーディーに作成することが期待できます。また PC だけでなくレスポンシブウェブに対応しているので、スマートフォンやタブレットなどに対応したアプリケーションの作成ができます。

Power Automate(パワー・オートメート)

Power Automate(パワー・オートメート)は、日々の業務の自動化に特化した機能をもつアプリケーションです。ルーティンワークなど操作や処理の方法が決まっている場合、それらを記憶して自動で実行することが可能です。

メールの送受信、添付ファイルの保存、フォームの作成、未記入の人へのリマインド、ファイルに対しての操作の自動化、外部システムへの連携など、様々なことへ自動化する可能性を秘めています。承認フローをノーコードで実現することができるため、プログラミングスキルがない人でも、作ることができます。

Power BI(パワー・ビーアイ)

Power BI(パワー・ビーアイ)は、データを収集・結合・分析して、グラフやダッシュボードといった形へのアウトプットが可能なツールです。ビックデータを収集している企業は多くありますが、日々の加速度的な情報量についていけず、データをうまく扱えていない現実があります。

Power BI を使うことで、簡単な操作でデータをまとめ、分析ができるので、データを無駄にせずビジネス活用が期待できます。また、エクセルやセールスフォースといった外部のツールとの連携や複数人による共同作業ができるなどの利便性も高いアプリケーションです。

Power Virtual Agents(パワー・バーチャル・エージェント)

Power Virtual Agents(パワー・バーチャル・エージェント)を活用することで、コーディングを行わずに、プラグラミングの知識がなくても直感的な操作でチャットボットを作ることができます。チャットボットは導入することで、問い合わせにかかる時間や人材コストを削減できます。

また、チャットボットはWeb、Teams、LINEなど様々なチャネルに対応しており、サービス内容に合わせたカスタマイズが可能です。カスタマー向けであれば Web アプリ、組織内メンバーで使う場合には、Teams 内アプリなど、それぞれに合わせたアプリを比較的簡単に作れるのも特徴です。

Power Platformが使われている理由

Power Platform が使われている理由はどこにあるのか、以下で解説していきます。

リモートワークの普及

新型コロナが広がったことにより各企業の働き方も変わり、リモートワークを推奨する形となりました。情報量の多さ、加速度的に変化する経済に対して、業務効率化は必然的に必要となり、場所にかかわらず安心して高スペックな開発ツールを使えるのはとても便利です。

IT による労働力の効率化

世界的に IT が普及し、モバイルアプリやデジタル化されたサービスを誰もが使い、デジタル中心の生活となっています。それらに伴い、オンラインでのエンゲージメントやデジタル化された業務に対する需要は増加し続けています。そのため、モバイルアプリに適した Power Platform は時代にあったサービスであると言えます。

人材不足、エンジニア不足

少子高齢化や様々な理由によって労働人口が減るなかで、人手不足を解消するために生産性向上をはかっている傾向があります。Power Platform を活用することで、開発サイクルを効率的に回すことができ、柔軟に企業活動が可能になります。

オンプレミスからクラウドの時代へ

世の中のサービスやインフラがオンプレミスからクラウドへ移行しています。Power Platform 自体もフルクラウドのサービスなので、自前のサーバー機器や PC へのソフトウェアを購入して一つずつダウンロードする必要がありません。運用や保守のための時間やコストも節約できます。

Power Platform を活用するメリット

Power Platform を活用するメリットについて、以下にて紹介をします。

業務効率化を実現する

Power Platform は基本的にノーコーディングでプログラミング知識がなくとも、IT リテラシーさえあれば扱えるサービスです。そのため、IT エンジニアがいなくてもスムーズに業務フローを構築できる点が大きなメリットです。

また、新型コロナウイルスの拡大によって、世の中にリモートワークが定着し、場所や環境に関わらない働き方となった現代にマッチしたクラウドサービスである点もメリットです。初期費用を抑えつつ、セキュリティ面にも優れているサービスでしょう。

簡単な操作で業務効率化がはかれるシステムの効率が期待でき、二重チェックや入力チェックを自動化するアプリを作れば、業務品質を維持したまま効率化をはかることも可能です。

Microsoft Office と連携できる

ビジネスシーンの多くで、「Microsoft Office」を見かけ、利用する機会があります。アプリやシステムは使い慣れている Microsoft 社のソフトと似ているため、扱いやすく連携も容易にできます。エンジニアでなくとも連携が可能な点もメリットです。

必要な時に使える

IT ベンダーに依頼をすると外注先の事情に依存しなければならないのに対し、Power Platformを活用すれば自社のみで完結ができるため、スピーディーに進めることができます。外出先でもアクセスが可能なため、アイディアが出たタイミングやすぐに必要な時にも使え、ビジネスチャンスを逃さない利点があります。

セキュリティ対策になる

Microsoft が提供するサービスのため、セキュリティ面が安心です。定期的なウイルスチェック、フルクラウドのサービスのため、データが消える、ウイルスに感染すると行ったリスクを避けて、業務を行えます。

費用が明確になっている

契約者数やセッション数によって決定される月額課金サービスなので、費用が明確です。わかりやすい料金体系となっているため、必要な点を整理して利用範囲を定めて使うことで、月々のランニングコストを抑えながら、ハイクオリティなサービスを使うことができます。

また、Power Apps と Power Automate は一部機能を除きますが、Office 365 のライセンスで使えます。

Power Platform で解決可能な問題

Power Platform で解決可能な問題と、どのように解決するのかについて、以下で解説します。

データの分断化が起きている

データを分けて管理しているために、効率的にデータを扱えていない問題があります。Power Apps と Power BI を使うことで、組織内にあるデータを統合的に管理をして、分析が可能です。スピーディーなデータ活用ができます。

ビジネスアプリ同士の連携ができない

個別でのアプリの業務効率化は考えられてきていますが、それぞれのアプリは独立をしていて、連携はしきれていませんでした。Power Apps を扱えば、コーディングをせずにアプリ開発が可能であるため、ビジネスシーンやニーズに合わせたアプリを素早く開発できます。

ペーパーレス化が進まない

ペーパーレス化が進んでいる現代ですが、まだまだ紙から離れていない企業は多くあります。Power Platform を使うことで、外出先でもアクセスが可能なので、紙から離れて、ペーパーレス化を進め、印刷コストの削減にもなります。

業務プロセスが複雑でエラーが起きる

アプリが別々だと、業務プロセスが多くなり複雑になってしまい、エラーが起きてしまいます。Power Automate を扱うことで、業務を自動化することができ、エラーを減らせます。

部門ごとの連携が悪い

システム部門と事業部門など、別部門ごとの連携があると、フィードバックが早く、よりニーズに適したアプリケーションが出来上がりますが、連携不足に陥ってしまうという問題があります。Power Platform を使えば外部からも情報共有ができ、IT エンジニア以外でも触れるため、フィードバックが容易な環境を作ることができます。

シャドー IT の蔓延

情報システム部門が意図していない利用をされてしまうことをシャドー IT と呼びます。その原因は、実際に使う側の意図を汲み切れていないという問題が根底にあります。Power Platform は、システム部門だけでなく実際に使う事業部門が管理できるため、シャドー IT が起こることを未然に防いでくれます。

経営判断に役立てられないデータ

ビックデータを収集していても、経営者が判断に使えるような状態にもっていくことができない問題がありました。Power Apps、Power Automate、Power BI を連携することで、データの収集から分析までのサイクルを速くし、迅速にビジネス活用できる情報にすることで、経営者の判断に役立てることができます。

まとめ

Power Platform があることで、情報が溢れる社会でのデータ活用がますます進められることでしょう。IT リテラシーさえあれば、非プログラマーでも扱える点は大きな利点と言えます。

数日単位で流行りが変わる現代では、経営者や実際に動く側が変化するニーズに合わせられるビジネスツールが必要です。ビジネス活用できるプラットフォームをお探しの方はぜひ検討してみてください。

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