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データだけでは見えない課題を抽出!ヒューリスティック調査・ヒューリスティック分析とは

CXユニット

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SB テクノロジー CX ユニットの岩永です!
前回までは UX デザインプロセスについて3回にわたり説明させていただきました。
今回は、ヒューリスティック調査(ヒューリスティック分析)にフォーカスをあててお話しいたします!


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そもそも「ヒューリスティック」ってなに?

「ヒューリスティック」と検索してみると色々な検索結果が出てきますが、ある程度正解に近い回答を経験や知識に基づいて素早く導くことと覚えていただければと思います。 日本語で「発見法」「発見的手法」なんて呼ばれることもあります。

この「ヒューリスティック」の考えを基に、 Web サイトやアプリケーションといった対象サービスのユーザビリティ向上などを目的に定性的な調査、分析することを「ヒューリスティック調査(ヒューリスティック分析)」といいます。 ヒューリスティック調査では、その領域に精通した専門家が対象をその経験や指標を基に調査し、課題を抽出します。

ちなみに、ヒューリスティックとよく対比的に使用される言葉は「アルゴリズム」です。人の感覚や経験に基づくヒューリスティックと論理的、合理的なアルゴリズム、並べるとより理解が深まるのではないでしょうか!


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ヒューリスティック調査のメリット・デメリット

その道の専門家が経験や知識を基に調査してくれるのがヒューリスティック調査か!とざっくりと理解いただいたところで、ヒューリスティック調査のメリットとデメリットをお話させていただきます。


メリット

まずはメリットのご紹介です。主なメリットは以下の通りです。

  • 定量的なデータ分析だけでは気づかない課題を抽出できる
  • 目的の前提が決まっていれば比較的短期間での実施が可能
  • 開発などの早い段階からでも実施可能で、修正コストを抑えられる
  • ユーザーテストなど他の調査や分析と比べて実施コストが低い

上記の中でも特に大きなメリットは、ヒューリスティック調査を実施することでデータや数値といった定量的な分析では判断が難しい部分の課題まで抽出できることだと思います。 具体的には、誘導したいページまでの導線が長い、リンクがリンクだと認識できない、ページ間でヘッダーやフッターのデザインが統一できていない、などがヒューリスティック調査で抽出できる課題の例として挙げられます。
また、あらかじめ用意するデータや使用ツールなどもほとんどなく、ユーザーテストのように何人もの人員を割く必要がないため分析や調査の中では低コストの部類に入ります。


デメリット

続いてデメリットのご紹介です。

  • 調査する専門家の主観に左右される可能性がある

専門家とはいえ、あくまでも経験則を基にした調査のためどうしても主観が入ってしまう可能性があります。この点は頭に入れておきたいですね。
この点からも、ヒューリスティック調査は経験豊富な専門家に依頼することが良いかと思います。


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なんとなくわかったけど、いつやるの?

それでは実際にどのタイミングでヒューリスティック調査を実施するのかを説明いたします。

以前のブログでご紹介したように、ヒューリスティック調査は UX デザインを進めるにあたって、調査・分析のステップで実施します。 良くあるケースの例として、既に Web サイトを持っている個人や企業が売り上げや閲覧数、ユーザビリティの向上を目的として Web サイトを改善するにあたり、具体的にどこに課題があるのか、何を改善するといいのかを検討するタイミングです。
また、先述した通り開発など完成前のタイミングでも画面デザインや設計が決まっている場合は実施可能です。早い段階で実施することで開発後に修正する手間やコストを抑えることができます。

Sitecore on Cloud を導入いただいているお客様の場合、Sitecore の定量的な分析や解析が可能なマーケティング機能に加えて定性的なヒューリスティック調査を組み合わせることで Web サイトのより効果的な課題解決を提供いたします。
SBT の提供している Sitecore on Cloud では管理の効率化はもちろん、AB テスト・アクセス解析やパーソナライゼーションが可能なマーケティング機能も有しています。 まずは管理の効率化を図りたい、定量的な分析を実施してみたいといった Web サイトの課題をお持ちでしたら是非下記をご覧ください。


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ユーザーテストとヒューリスティック調査の違いは?

ここまで、ヒューリスティック調査についてご説明させていただきました。

よくヒューリスティック調査と並んで登場する言葉があります。「ユーザーテスト(ユーザビリティテスト)」です。 これは似ているようでヒューリスティック調査とは全く性質が異なります。 ユーザーテストは Web サイトやアプリケーションのユーザーになりきる、あるいはユーザーそのものがテストをします。

ヒューリスティック調査 専門家が経験や知識をもとに対象サービスを調査し課題を抽出する
ユーザーテスト 対象のユーザーがサービスを使用する中で発生する課題を明らかにする

双方とも実施すると専門家、ユーザーの両視点から調査できるため、より対象サービスの UX 向上を解決するための質の高い課題が抽出できるといえるでしょう。 それぞれには大きなメリットがある一方でデメリットもあります。そこを理解したうえで利用できると良いですね!


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さいごに

この記事ではヒューリスティック調査(ヒューリスティック分析)ついて記載させていただきました。 Web サイトは作って終わり!ではなく継続的に分析、改善をしてあげることで最大の効果を発揮します。Web サイトをお持ちの方、企業の方はぜひこれを機に見直してみてはいかがでしょうか。

CX ユニットではヒューリスティック調査をはじめ、UI / UX / CX の改善や支援などを行っています。ご相談がありましたら、是非お問い合わせください。



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