企業のセキュリティを強化しトラブルを防ぐには、優秀なセキュリティアナリストが必要です。ここでは、セキュリティアナリスト、またはセキュリティ対策に役立つ人材を探している採用担当者に向け、採用活動に役立つ情報を紹介します。
セキュリティアナリストの仕事内容から、所有する資格、採用にあたり重点的にチェックしたい特長まで解説するので参考にしてください。
セキュリティアナリストとは?
セキュリティアナリストとはセキュリティのスペシャリストであり、企業をサイバー攻撃から守る仕事です。アナリストは、企業がセキュリティ被害に遭ったときに、まず有害なアクセスやマルウェアを探します。続いて危険因子を遮断・削除し、システムを修復します。
経験と知見をもとに攻撃を分析するのも、セキュリティアナリストの役割です。サイバー攻撃の手口は日々進歩しています。セキュリティアナリストを雇用し、被害を最小限に抑えましょう。
セキュリティアナリストの仕事とは?
セキュリティアナリストを雇うと、企業にどのように貢献してもらえるのでしょうか。セキュリティアナリストの仕事内容を、3つの項目に分類し解説します。
サイバー攻撃に関する情報収集
セキュリティアナリストは、日々最新のサイバー攻撃について勉強しています。優秀なアナリストは、企業が属する業界にはこだわらず、あらゆる事例にアンテナを張っています。さらに、国内外の区別もつけません。知識を豊富に蓄えているため、企業の課題に対し速やかな解決が可能です。
サイバー攻撃手法の分析
セキュリティアナリストは企業に仕掛けられたサイバー攻撃を分析し、的確な対処法を選択します。分析方法はさまざまですが、分析の際にアナリストが重視するのは企業が被るリスクです。
たとえば、顧客情報をターゲットとした攻撃では、じっくり分析していては被害を抑えられません。アナリストは、リスクを最小限にしつつも精度の高い分析をするように意識しています。
セキュリティ対策の提案
サイバー攻撃を未然に防ぐのも、セキュリティアナリストの役割です。アナリストは、過去から現在にかけて多くの被害事例を把握しており、最新のセキュリティスキルやツールにも精通しています。企業のネットワークの弱点を洗い出し、改善策を提案してもらいましょう。
セキュリティアナリストと関連が深い専門職は?
セキュリティアナリストと関連が深い職種のなかで、企業活動をサポートする専門職について解説します。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークの設計・構築をメインに取り扱う資格です。セキュリティ関連の設備に携わり経験を積むと、セキュリティエンジニアにキャリアアップします。
セキュリティエンジニア(セキュリティコンサルタント)
セキュリティエンジニアは、セキュリティの観点からインフラの設計・構築を行う仕事で、キャリアアップの一例がセキュリティアナリストです。アナリストへのキャリアアップのためには、実務経験を重ね、サイバー攻撃に関する知識を積みます。また、セキュリティの専門知識を証明するべく資格取得に励む人もいます。
企業にとってセキュリティアナリストが必要な理由とは?
サイバー攻撃で甚大な被害を受ける前に、セキュリティアナリストの見解をもとに対策を講じましょう。アナリストが必要な理由を詳しく解説します。
多様化するサイバー攻撃に対抗するため
新しい IT 技術が生み出されるにつれ、サイバー攻撃も進化します。攻撃の目的を見抜きすみやかに事態を収めるため、専門的な知識とスキルを持った人材を雇いましょう。
企業をサイバー攻撃から守るため
サイバー攻撃により、企業が被る被害について以下に紹介します。
- 顧客情報流出による損害賠償
- ノウハウの流出
- 情報流出による信用失墜
- 乗っ取りによる第三者への攻撃
- 謝罪などの事後対応
- 原因究明、システム復旧までの業務停止
金銭的なものから技術の流出、社会的信用失墜までさまざまな被害が発生します。仮にシステムを乗っ取られると、DDoS 攻撃など第三者の攻撃のツールとして使われてしまう場合もあります。安全に企業活動を行うには、セキュリティアナリストが必要です。
セキュリティアナリストの需要は増加傾向
サイバー攻撃は、2021年以降も活発化し、手口は巧妙になっていくと予想されます。しかし、法改正や最新技術を把握しながらサイバー攻撃に対応しようとすると、本業を抱えた従業員のみでは処理困難です。
サイバー攻撃対策専門のセキュリティアナリストなくしては、危機を乗り越えられません。引き続き、セキュリティアナリストの需要は高まっていくと考えられます。
専門性の高いセキュリティアナリストの雇用・教育は困難
セキュリティアナリストの需要に対し、人材は限られています。そのため、すぐれたセキュリティアナリストを雇用するのは困難です。
また、従業員を育成すればいいのではと考える人もいるかもしれません。しかし、セキュリティアナリストの候補となるシステムエンジニアは、通常業務で多忙です。勉強する時間を捻出するのは厳しいでしょう。
外部講習を受けさせる場合も時間を取られます。また、講習で一通りの知識を習得しても、経験をつむにはさらに年数を重ねなければなりません。このような理由により、セキュリティアナリストの雇用・教育は難航します。
セキュリティアナリストをアウトソーシングするメリット
企業専属のセキュリティアナリストを見つけるのが難しい場合は、アウトソーシングサービスを検討しましょう。
セキュリティアナリストをアウトソーシングすると、企業は以下のメリットを得ます。
- 従業員をコア業務に集中させられる
- 人件費を削減できる
- 最先端の知識とスキルを武器に、サイバー攻撃に対応してもらえる
- さまざまな業界で多くの事例を経験したアナリストが担当するため、対応力を期待できる
一方、アウトソーシングを利用すると、企業内には人材が育ちません。仮に提供元がサービスをやめてしまうと、企業システムが危機に陥る可能性があります。必要ならば、アウトソーシングを利用すると同時に、人材育成も検討しましょう。
アウトソーシングする際には高い専門知識を持った外部業者へ依頼しよう
SBテクノロジー株式会社が提供する MSS(マネージドセキュリティサービス)は、多数のセキュリティアナリストにより構成される、セキュリティ専門アウトソーシングサービスです。
豊富な知識と経験をもつセキュリティアナリストが、24時間365日体制で契約先の企業システムを監視し、企業をサイバー攻撃から守ります。仮に、早急な対応が必要と判断される事態が起きれば企業の担当者に電話通知し、機器の設定変更を代行可能です。また、Office 365 のようなクラウド上のシステムを使っている企業もサポートできます。
さらに、監視状況は毎月レポートで報告されます。アラート回数や分析結果の公表などを、企業の要望に応じてまとめます。
まとめ
サイバー攻撃の手口は、日々進歩しています。セキュリティアナリストは、企業をサイバー攻撃から守るスペシャリストであるため、所有資格やスキルを重視し採用しましょう。また、採用が難しければ、セキュリティ全般を外部サービスへ委託するという手もあります。
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