導入事例:ブックオフコーポレーション株式会社様

Online Service Gate Professional

クラウドサービスである Office 365 を、店舗外の環境からは利用できないようにするため、Online Service Gate を利用しています。

ブックオフコーポレーション株式会社様
写真 右から:ブックオフコーポレーション株式会社 成田 昌義 氏、ソフトバンク・テクノロジー株式会社 大谷木 麻衣
導入のポイント
  • 店舗でのクラウドサービスのメールの使用を店舗内からのアクセスに制限
  • Online Service Gate で、システムを開発・構築することなく、IP 制御を短期間で実現
お客様名 ブックオフコーポレーション株式会社
業種 小売・サービス業
企業規模 1001人~5000人
目的・課題 セキュリティ強化 , クラウド活用 , ITインフラ構築 , 業務プロセス効率化(営業系)
キーワード メールセキュリティ , モバイルセキュリティ , Active Directory , Microsoft 365(Office 365/EMS)

抱えていた課題、解決したかったこと

クラウドサービスのメリットが、店舗での利用ではデメリットに

ブックオフグループ(以下、ブックオフ)では、中古書店「BOOKOFF」の国内外への展開を中心に、「リユースによる付加価値提供」を目指して事業を拡大している。


グループ全体のコミュニケーションを円滑化させるための基盤として、クラウドサービスである Office 365 を導入し、電子メールと SharePoint Online を中心に利用している。社員が自席の端末に縛られることなく、電子メールなどの機能を利用できる機動力は、Office 365 の導入を決めた大きな要因だ。


ところが、各店舗端末での利用に関しては、「どこからでも手軽に利用できる」ことが、逆に問題となった。店舗内での利用のみに制限できず、店舗の外からも接続できてしまうため、セキュリティに懸念が生じるのだ。もちろん、アカウントを端末に固定したのでは、せっかくのクラウドサービスの利便性を損ねてしまう。そこで、利便性とセキュリティ、両方の課題を解決する対策を模索していた。

  • 場所に縛られず Office 365 を利用できる環境を構築、コミュニケーションと業務を効率化
  • 各店舗における利用制限と、クラウドの利便性の両立を模索


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導入の要件

Office 365 の標準機能では、アカウントごとの端末制御が困難

店舗の端末でメールを利用する場合、そのままでは店舗外からの利用を制限することができないため、対策として、まずは店舗外で利用できないようにする必要があった。


しかし、Office 365 の標準機能では、アカウントごとに利用端末の制限を行うことはできない。店舗の端末に関して、アカウントを固定する方法も検討したが、その場合、社員が自分のアドレスで利用することができず、せっかくのクラウドサービスのメリットが半減してしまいかねなかった。

  • 店舗外からの利用を把握するのが困難
  • アカウントを端末に固定すると、クラウドのメリットが半減


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ソフトバンク・テクノロジーを選んだ理由

Online Service Gate を導入することで、手間をかけずに問題を解消

アカウント単位での IP 制限の仕組みがなければ、Office 365 の導入さえも危ぶまれる状況だったが、Online Service Gate の「IP 制御機能」を利用することで、一連の問題を解決した。


今回ブックオフが特に評価したポイントは、Online Service Gate が、Office 365 専用に開発されたクラウド型のセキュリティサービスであること。手間のかかる認証システムなどを開発・導入することなく、Office 365 の利用が可能な店舗をアカウントごとに制御できるため、導入の障壁を取り除くことができ、セキュリティの担保につながった。

  • アカウントごとの IP 制御を容易に実現し、セキュリティを担保
  • クラウドサービスとして、開発・構築の手間をかけずに導入


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導入効果と今後の展望

IP 制御だけでなく、BCP 対策強化も検討

Online Service Gate の導入効果は、利便性の高さとしても現れている。


一般のユーザーは現在、Online Service Gate のパスワードを知らされていない。Online Service Gate の自動サインイン機能により、パスワードを全く意識することなく Office 365 を利用できるのだ。


Online Service Gate のパスワードは今後、全ユーザーに公開される可能性がある。BCP 対策の一環として役立てるためだ。災害時や緊急時には、管理者が Online Service Gate 管理画面で IP 制御を外すことで、さまざまな環境から Office 365 に接続して安否確認が行えるよう、業務プロセスの整備を検討している。


Online Service Gate で IP 制御をかけることで、パスワードを公開しても Office 365 をセキュアに利用させることができる。シンプルな管理画面で容易にアクセス制御の設定変更が可能な点も魅力的だ。


ブックオフでは今後も、クラウドサービスを積極的に活用することで、利便性とセキュリティの両立を図っていく方針だ。


一方、Online Service Gate は、セキュアブラウザ「OSG Browser」を 2016 年 3 月にリリースするなど、サービス拡張に余念がない。今後もアクセス制御クラウドサービスの先駆者として、多様なニーズに応えて行く構えだ。

  • 社内コミュニケーションを円滑化させるための基盤として、Office 365 を導入
  • 店舗における利用での課題を IP 制御で解決
  • クラウドサービスを積極的に活用することで、利便性とセキュリティの両立を実現


※ Office 365、SharePoint は米国 Microsoft Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
※ 本文は2013年11月の初版を基に2016年3月に再取材・改定したものです。

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