みなさま、こんにちは!坂西です。
先週1週間(2023/10/16-2023/10/22)分の Microsoft 365 の公開情報をお送りいたします。
コミュ二ケーションツールからセキュリティサービスまで様々なアップデート情報をまとめましたので、ご参考にしていただければと思います!
今週のアップデート情報は以下の通りとなります。
それでは、ご覧ください。
「Microsoft 365 導入・運用支援サービス」はこちら
Microsoft 365 利活用を促進する「clouXion(クラウジョン)」はこちら
Microsoft 365 Blog の更新情報より
Reduce Support Costs with Business Assist Forecast Service Excel Add-in
- Excel アドインの Business Assist Forecast でサポートコストを削減
- Business Assist Forecast は履歴データに基づいて将来のサポート量を迅速かつ確実に予測できるツールで、過去の傾向やボリュームレベルを手動で分析する場合と比較して時間を節約できる機能です。
このアドインは、Microsoft が独自のサポート予測を管理するために使用する高度な統計モデルを採用しているため、企業は顧客サポートの量を予測して、効率的に人員配置を管理することができます。
実際の設定や、どのように機能するのか記載されていますので、気になる方は Blog 記事を読んでみてください。
Exchange Team Blog の更新情報より
Deprecation of Exchange Online PowerShell UserPhoto cmdlets
- Exchange Online PowerShell UserPhoto コマンドレットの廃止
- Exchange Online PowerShell の UserPhoto コマンドレットが 2024 年 4 月 に廃止され、Microsoft Graph PowerShell SDK へ移行されます。これにより、プロファイル画像の管理が一元化され、更新が高速化されます。
2024 年 4 月 からは Microsoft Graph PowerShell SDK または Azure Active Directory、Microsoft 365 管理センターを使用してユーザープロファイル写真を管理できます。
Identify applications using Exchange Online OutlookRESTv2 or Exchange Web Services (EWS) APIs
- Exchange Online OutlookRESTv2 または Exchange Web Services (EWS) API を使用しているアプリケーションを識別する
- この記事では 2024 年 3 月 31 日に廃止予定の Outlook REST v2 API と、2026 年 10 月 1 日に廃止予定の Exchange Web Services (EWS) API を使用しているアプリケーションを特定するための手順が紹介されています。
- Azure Active Directory で割り当てられた API アクセス許可のエクスポート手順
- Exchange Online でのアプリケーション用に RBAC を介して割り当てられた API アクセス許可のエクスポート手順
- Azure Active Directory で割り当てられた API アクセス許可をエクスポートするためのサンプルスクリプト
- Exchange Online のアプリケーションに対して RBAC を使用して割り当てられた API アクセス許可をエクスポートするためのサンプルスクリプト
EWS (Exchange Web Services) to Microsoft Graph Migration Guide Series
- EWS (Exchange Web Services) から Microsoft Graph への移行ガイド シリーズ
- Outlook REST API や Exchange Web Service (EWS) などのレガシ API は廃止が決まっていて非推奨となっています。
この記事では EWS (Exchange Web Services) から Microsoft Graph への移行ガイドについて説明されています。
Exchange Online Mail Flow Rules to stop supporting DLP-related rules, conditions, and actions
- Exchange Online メールフロールールでの DLP 関連のルール、条件、アクションのサポート停止
- 2023 年 11 月中旬以降、以下の DLP 関連のメールフロールールの条件とアクションのサポートを停止することが発表されています。
対象となる条件またはアクションを使用する新しいルールの作成または編集は無効となり、既存のルールは評価も実行もされなくなります。
- MessageContainsDataClassifications (機密情報の種類を検索する条件)
- ExceptIfMessageContainsDataClassifications (機密情報の種類を検索する例外条件)
- HasSenderOverride (送信者がポリシー ヒントを上書きするように選択したメッセージを検索する条件)
- ExceptIfHasSenderOverride (送信者が DLP ポリシーを上書きするように選択したメッセージを検索する例外条件)
- NotifySender (送信者に通知するアクション)
Microsoft Teams Blog の更新情報より
Proactively monitoring a user’s meeting quality in Microsoft Teams admin center
- Microsoft Teams 管理センターでユーザーの会議品質をプロアクティブに監視
- Teams 管理センターには、通話分析、リアルタイム・テレメトリー、通話品質ダッシュボードなど、通話品質の問題を手動で調査するためのツールが多数用意されていますが、
Teams Premium の機能として会議品質の自動モニタリングが導入できるようになりました。
この機能は、通話品質に影響を与える遅延、ジッター、ハードウェア障害などの主要なテレメトリ パラメーターを使用したルールベースの監視アラートにより、選択したユーザーの会議品質を事前に監視できるようになります。
Intune Customer Success の更新情報より
Known issue: Incorrect count for onboarded Microsoft Defender for Endpoint devices report
- 既知の問題 : Microsoft Defender for Endpoint にオンボードされたデバイスレポートのカウントが正しくない
- Microsoft Defender for Endpoint にオンボードされたデバイスが、Defender for Endpoint センサーの有無にかかわらず、Microsoft Intune 管理センターのレポートに正しく反映されないという問題が報告されています。
本事象はレポートのバグのみで、デバイスのオンボードには影響しません。
Microsoft はこのバグを特定し、今年後半にリリースされる予定の修正に取り組んでいます。
Microsoft Intune Blog の更新情報より
Microsoft Intune Endpoint Privilege Management for Windows 365
- Microsoft Intune Endpoint Privilege Management for Windows 365
- Microsoft Intune Endpoint Privilege Management (EPM) が Windows 365 をサポートするようになりました。
EPM は Microsoft Intune Suiteの一部であり、すべての従業員を標準ユーザーとして運用しながら、必要な場合にのみ特権を昇格させることを可能にします。
Security Copilot with Microsoft Intune: Early Access Program
- Microsoft Intune における Security Copilot :早期アクセスプログラム
- Security Copilot の早期アクセスプログラムの開始が発表されました。
Intune のデータを Security Copilot に含めることで、セキュリティ脅威に迅速に対応し、AI 支援による洞察とアクションで企業のセキュリティ体制を強化して、デバイスを簡単かつ安全に管理する方法が紹介されています。
Microsoft Defender for Office 365 の更新情報より
Authenticate Outbound Email to Improve Deliverability
- 送信メール認証による配信性の向上
- この記事では電子メールの送信者が正当であることを確認するための電子メール認証についての重要性と、テナント管理者が送信者の評価を向上させるための推奨事項が説明されています。
- 受信者の E メールサービスプロバイダーの要件
- 電子メール送信に関する Microsoft 365 の考慮事項
- 電子メールを受信するための Microsoft DMARC 検証
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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