【定期便】11/23週 Azure の公開情報まとめ

みなさま、こんにちは！クラウドアーキテクトのワタナベです。

先週1週間分（2020/11/23-2020/11/29）の Azure の公開情報をお送りいたします。
パブリッククラウドは日々進化しており、1週間の内に新しい情報がたくさん生まれます。そのアップデート情報をまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。

今週のアップデート情報は以下の通りとなります。
それでは、ご覧ください。

• ※ 当ブログにて記載しております Microsoft 社の Web サイトの URL については、Microsoft 社側のリダイレクトの仕組みにより、お客様の閲覧環境に沿ったページに自動的にリダイレクトされることがございます。
  原文を参照される場合は、リダイレクトされた URL の ja-jp などの文字列を en-us に変更することで閲覧いただけます。

Azure の更新情報より

• スウェーデンにマイクロソフト初のデータセンター地域を設立
  • マイクロソフトの最新のデータセンター地域は、これまでで最も持続可能性の高い地域の 1つとなるでしょう。マイクロソフトは、ヴァッテンフォール社と 24時間 365日対応のマッチングソリューションで提携し、スウェーデンのデータセンターでの再生可能エネルギー消費量を追跡します。スウェーデンのデータセンターから提供されるマイクロソフトのクラウドは、スウェーデンの企業が従業員のエンパワーメント、顧客とのエンゲージメント、製品の変革、業務の最適化を可能にします。また、今後の計画には、最大 15万人のスウェーデン人を対象としたスキリング・イニシアチブも含まれています。スウェーデンにおけるマイクロソフトのコミュニティへの投資は、13の組織と提携し、若者、スキリング、文化に焦点を当てた STEM プログラムを推進するために、合計 125万ドル以上 (米国) を提供しています。また、この新しい地域では、可用性ゾーンも提供されます。

• Azure Boards - Delivery Plans 2.0 は現在プレビュー提供中
  • Azure Boards はこれまで、チームやプロジェクトにまたがるタイムラインやロードマップ機能を提供するために、拡張機能や統合機能に依存していました。今回、Delivery Plans 2.0 がこれらの機能をコア製品に導入されたことを発表します。

• Network Watcher の Unified Connection Monitor が一般利用可能になりました
  • Azure Network Watcher の Connection Monitor (パブリック プレビュー) の一部機能が一般提供されました。Connection Monitor は、ハイブリッドおよび Azure デプロイメントのための統一されたエンドツーエンドの接続監視機能を提供します。新機能の一部は以下の通りです。
    • VNET、サブネット、カスタムオンプレミスネットワーク、URL と IP ベースの監視のための強化されたサポート
    • クロス・サブスクリプションおよびクロス・リージョン・モニタリングのサポート
    • モニタリングデータの集中ワークスペースサポート
    • 強化された HTTP 監視のサポート
    • オンプレミスと Azure 間の Express Route 接続の監視
    • Azure、非 Azure、インターネットホップを統合した強化されたトポロジー
    • PowerShell、CLI、Terraform による自動化のサポート
  • その他の機能の一部
    • Azure リージョン、オンプレミスサイト、グローバルサービスロケーション内および全体のエンドポイントの監視
    • Azure とハイブリッドネットワークの問題の検出と診断にかかる時間を短縮
    • Log Analytic に保持されているヒストリカルモニタリングデータへのアクセス
    • Connection Monitor (パブリック プレビュー) は Connection Monitor に、既存の Connection Monitor ソリューションは Connection Monitor (クラシック) にリブランドされます

• Azure ファイル共有バックアップ用の Azure Resource Manager テンプレートのサポート
  • Azure Backup は、Azure Resource Manager (ARM) テンプレートを使用して既存の Azure ファイル共有のバックアップを構成することをサポートするようになりました。

• Azure Files プレミアム層で追加コストなしでより多くの IOPS に対応
  • すべてのプレミアム共有は、ゼロコストでベースラインとバーストの入出力 / 出力 (IOPS) を追加し、より優れたパフォーマンスと低コストの導入を実現します。

• Azure ポータル 2020年 11月のアップデート
  • アップデートには、リソースグループから別のリージョンへのリソースの移動やフィルターピルのアップデートが含まれます。

• GitHub で Azure Plicy をコードとしてエクスポートして管理
  • Azure Policy をポータルから直接 GitHub にエクスポートできるようになりました。定義ビューブレードから「定義のエクスポート」機能が利用できるようになりました。エクスポートした後は、GitHub のアクションを使ってカスタマイズしたワークフローを作成し、GitHub から Azure にポリシーを展開することができます。

• Azure Cloud Shell のイメージを更新しました
  • Cloud Shell は現在、Debian 10 をベースにしたより新しいベースイメージに更新されていますが、これはスタンドアロンのディストリビューションではありません。Debian 10 に密接に追従しています。主な違いは、Cloud Shell イメージが Microsoft によってソースからコンパイルされていることです。これにより、より安全なイメージが提供され、サプライチェーン攻撃から守られるようになります。

• Azure Databricks、Microsoft Azure Government で FedRAMP High Authorization を獲得
  • この認定により、お客様は Azure Databricks を使用して、生命や金融資産の保護に関わるデータなど、米国政府の最も機密性の高い未分類データをクラウドコンピューティング環境で処理できるようになりました。

Microsoft Azure Blog より

• 再生可能エネルギー 100% と年中無休の監視を Microsoft Sweden で実現
  • 本日、Microsoft は、2021 年に利用可能になるスウェーデンの新しいデータセンター リージョンにおいて、Vattenfall 24/7 Matching ソリューションを使用する製品で、1 時間ごとのエネルギー消費量と再生可能エネルギーのマッチングを追跡する初めてのハイパースケール クラウド プロバイダーとなることを発表いたします。

• 仮想マシン用 Azure Monitor のゲスト正常性機能
  • 仮想マシン用 Azure Monitor のゲスト正常性機能のプレビューを発表します。これによりお客様の仮想マシンの正常性が監視され、監視されているパラメーターのいずれかが許容範囲外になった場合に警告が発出されます。この機能により、次のことが可能になります。
    • お客様の仮想マシンの全体的な正常性を監視するためのシンプルなエクスペリエンス
    • 主要な VM メトリックに基づき、すぐに使用できる正常性モニターでお使いの仮想マシンの正常性を追跡する
    • 仮想マシンが正常ではない場合に通知する、すぐに使用できるアラート

• 金融サービス組織のためのハイブリッドおよびマルチクラウド戦略
  • 金融サービス業界は、情報技術の斬新なユース ケースが絶えず試されたり推進されたりする、活力に満ちた場です。業界内の企業の多くは、クラウドネイティブな新規参入者がいる状況で継続的に新機軸を打ち出すプレッシャーや、需要の予期しない急増に対応したりサービスを新しい地域に拡大したりするなど、膨大な要求の釣り合いを取って、しかもそのすべてをリスクの管理と金融犯罪への対処をしながら行う必要があります。

Official Microsoft Blog より

• 安全なデジタルトランスフォーメーションのためのソリューションを提供する Microsoft Federal
  • デジタルトランスフォーメーションと効率的なミッションに焦点を合わせた運用のためのソリューションとツールの提供における Microsoft Federal の 2020年の進歩を共有しています。パンデミックの影響に対処し、多様な使命を果たすことに成功した連邦機関の例については、パート 1 を参照してください。

以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。