皆さんこんにちは、宮内です。
最近ずっと眠いなぁ・・・と思っていたら花粉が原因でした。相変わらず花粉とバトル中ですが、皆さんも花粉に負けず頑張っていきましょう!
さてさて、今回のテーマは Azure Active Directory (Azure AD) です。Azure AD の存在は知っているけど、具体的にどんなことができるんだろう?という方もいらっしゃるかと思います。今回はそんな Azure AD のオシャレな機能を紹介していきたいと思います。まずは第1弾としてこの記事を書いていますので、次回も乞うご期待ください。
では、参りましょう!
Azure AD にはユーザーのパスワードをリセットする手段として、2パターン用意されています。1つめは管理者によるパスワードリセットで、2つめはユーザー自身によるパスワードリセット(SSPR)です。
SSPR は当たり前だと思いがちな機能ですが、Azure AD では既定で無効になっているんですね。クラウド環境の特性を考えた場合、既定で有効になっていると第三者でも変更できてしまう危険があるため、Azure AD では既定で無効になっているのだと思います。
まず試しに SSPR が無効の状態でパスワードを変更してみます。
対象ユーザーの ID さえ知っていれば2の手順クリア後にパスワード変更できてしまうのでは?と思ってしまいますよね。でもご安心を。Azure AD の SSPR ではパスワードリセットの際に本人を認証する仕組みを持っているのです!SSPR を有効化していくところと合わせて説明していきます。
まずは、SSPR を有効化します。
Azure Portal にサインイン後、[Azure Active Directory] ? [パスワード リセット] ? [プロパティ] から SSPR を有効化するために [すべて] を選択して、[保存] します。これで SSPR は有効になります。
そしてもう一つ大事なのはパスワードリセットする際の“認証方法”の設定です。[Azure Active Directory] ? [パスワード リセット] ? [認証方法] をクリックします。ここではパスワードをリセットするために必要な認証方法の数と、ユーザー認証に使用できる方法を設定できます。ここではリセットに必要な数は ”1” 、認証に使用できる方法は “携帯電話” を設定してみます。
これで 認証設定も完了になりましたので、もう一度パスワードリセットしてみますね。先ほどの手順2までは一緒ですが、エラーにはならず携帯電話で本人認証が求められるようになりました、いいですね!
続いて電話番号を入れると携帯電話に確認コードが SMS で送信されます、ふむふむ。受信した確認コードをいれていきます。
お、新しいパスワード変更画面まできた!これで新しいパスワードを入れてリセット完了です。
と、ここまできて気付いた方もいると思うのですが、なんかマズい気がしません・・・??
これは非常に危険なので、SSPR を有効化する際はリセットに必要な数は “2” に、認証に使用できる方法は確実に本人しか知らない方法(電子メールでの認証、秘密の質問)を組み合わせましょう!
今回の記事のポイントは、
いかがでしたでしょうか?機能自体は知っているけど実際に触ってみないと気付かないことって多いもの。やってみなはれの精神は大事ですね。
みなさんも是非お試しください、では。