皆さん、こんにちは!
今回も、引き続き 湯下 が担当させていただきます。
前回の予告通り、IoT プラットフォームとして「Microsoft Azure」を選択するメリットについて投稿したいと思います。
今回の投稿では、各サービスの具体的な内容ではなく、まずはそもそもの Azure の特徴について説明します。
今では、AWS や Microsoft、IBM に代表されるようなビッグプレイヤーを中心に、単なる仮想マシンサービスから高度な分析サービスまで、数多くのクラウドサービスが提供されています。
どのクラウドサービスにもそれぞれ特徴や強みがあるので、「絶対にコレ!」とは言い切れないのですが、「どれにすれば良いか迷っている」「とりあえずIoTを始めたい」のであれば、「Microsoft Azure」をオススメします!
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「Microsoft Azure」の主な特徴とメリットは下記になります。
従って、利用者は幅広い選択肢の中から、各々の要件に応じて柔軟かつ堅牢なシステム構築/開発が可能となります。
しかし、「Microsoft Azure」をオススメする理由は、何もそれだけではありません。
IoT ソリューションの導入における最大の理由は、「IoT に必要なサービスが一通り揃っていて、しかも使いやすい」ことです!
一般的に、「IoT ソリューション」(IoT に関するシステムやサービス)を開発する際、下記の工程が必要になります。
これらのインフラ基盤を、例えば、IaaS の仮想マシンサービスを使って、1つ1つ構築していくことはもちろん可能です。
インフラ構成やミドルウェア構成をオーダーメイドに設計・構築出来ることは、確かに嬉しいのですが、その一方で、相応の時間とコストが必要になります。
また、大規模システムを中長期的に運用するとなると、IaaS のみだとスケール面での制限が如実になり、一般的に費用対効果が見合わなくなります。
分かりやすい例を挙げると、IaaS では OS から認識できる最大ディスク容量が64 TB のため、それ以上になると別の仮想マシンにデータを格納する等の工夫が必要になります。
そのため、Azure では「導入スピードの迅速化」と「コストの最適化」を可能にするために、ほとんどのサービスが PaaS や SaaS として提供されています。
上記のシステムコンポーネントも例外ではなく、構成次第では全て PaaS(さらに一部は SaaS)で展開することも可能です。
というのも、Azure の IoT プラットフォーム向けサービスは、1つ1つのサービスでインターフェイスが閉じているわけではなく、各サービス間で連携することを想定して提供されています。
そのため、少ない時間とコストで、シームレスかつ一貫性のあるプラットフォームを構築することが可能となるのです!
ここまで駆け足で、Azure の特徴やメリットについて説明しましたが、それだけお伝えしてもなかなかイメージが湧かないかと思います。
そのため、次回は「具体的にどのようなサービスがあって、それらをどう利用するのか」について、投稿したいと思います。
どうぞよろしくお願いします!(‘∀‘)