「ウェブアクセシビリティ」とは、誰もがウェブサイトの情報にアクセスできることをいいます。デジタル活用が活発となっている社会において、企業サイトもまたアクセシブルである必要があります。
ウェブアクセシビリティに取り組むことは、ウェブサイトの利便性や SEO 効果の向上、ひいては企業ブランドイメージの向上につながります。
※ JIS 規格( JIS X 8341-3:2016)
年齢、障害の有無、利用環境等に関係なく、全ての利用者がウェブで提供されている情報にアクセスし利用できることを目的とした規格。国際規格『 ISO / IEC 40500:2012』( W3C 勧告『 WCAG 2.0』)と一致した内容になっています。
ウェブアクセシビリティが注目される背景として以下のような動向があげられます。
インターネットを使い慣れていなかったり、細かい文字の判読が難しいユーザーにも使いやすいウェブサイトである必要があります。
老眼が始まる年齢は平均46.2歳で、日本の老眼人口は約7,000万人と言われています。
※1 参考:総務省発表 総人口及び高齢人口の推移(2021年9月時点)
特に公共性の強いサイトでは、緊急情報などをすべてのユーザーに適切に提供できるウェブサイトである必要があります。
身体障害は約3.5% 身体以外の障害は約4.2% 男性の色覚異常は20人に1人と言われています。
※2 参考:内閣府発表 障害者白書(2022年3月時点)
2021年5月の改正で、民間企業においても合理的配慮の提供が義務化されました。改正法は2024年4月から施行されます。
今後アクセシビリティ改善に向けた取り組みを行うと答えた企業は全体の約22%、アクセシビリティを知らない企業は約52%います。
※3 参考:総務省発表通信利用動向調査報告書(2020年時点)
レベル A |
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JIS X 8341-3:2016のレベル A 25項目のみに対して適合検査を行います。 |
レベル AA |
JIS X 8341-3:2016のレベル A・AA を合わせた38項目に対して適合検査を行います。 |
レベル A |
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レベル A のウェブアクセシビリティ試験結果に基づいて方針を策定します。 |
レベル AA |
レベル AA のウェブアクセシビリティ試験結果に基づいて方針を策定します。 |
試験結果および方針の公開ページを作成します。
ウェブアクセシビリティ方針に合わせて、運用時にどのような点に注意すべきか、ガイドラインを作成します。
試験結果と方針に基づいてサイトの一部改善を行います。
試験結果と方針に基づいてサイトリニューアルを行います。
定期的に再検査と方針の見直しを行います。
ウェブアクセシビリティに関する専用窓口を設けて、質問やアドバイスを行います。
※ 3~ 7は、 1 2実施後にオプションとして追加することができます。
※ 8のみも可。
WEB アクセシビリティ試験
レベル AA
WEB アクセシビリティ方針策定
レベル AA
※対応内容やお客様の承認方法などによって期間が変動します。
大手消費財化学メーカーの花王株式会社様は、全700もの自社サイトのウェブアクセシビリティについて検討を始めたことがきっかけで、当社のウェブアクセシビリティ資格保有者がコンサルティングを実施する「ウェブアクセシビリティ・コンサルティングサービス」を導入。その経緯と効果について詳しく話を伺いました