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【第一回】 Power Apps ポータルとは

佐藤

みなさん、こんにちは。佐藤です。
普段は Dynamics 365 の開発を担当していますが、Power Apps ポータルをさわってみたところ 思いのほか簡単にポータルサイトが作れた ので情報発信をしてみたいと思います。
本ブログでは Power Apps ポータルを使ってみた感想と合わせて、ちょっとしたポータルサイトの作成手順を掲載しようと思っていますので、 ポータル導入を検討されている方や実際に触ってみたいと思っている方に読んでいただけると嬉しいです!




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1. 本シリーズの内容

本シリーズは全3回に分けて Power Apps ポータルに関する内容をご紹介していきます。


【第一回】Power Apps ポータルとは


【第二回】 Power Apps ポータルを始めよう

  • Power Apps ポータルの構想
  • Power Apps ポータルの作成手順
  • ポータルアプリの種類
  • 「一から作成したポータル」のデフォルト機能

【第三回】 Power Apps ポータルのカスタマイズ

  • Power Apps ポータルのカスタマイズツール
  • デザインのカスタマイズ
  • Power Apps ポータルのアクセス許可

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2. Power Apps ポータルとは

Power Apps ポータルは、デフォルトで用意されている機能(フォームやビュー)を組合わせて、組織内外のユーザーへ公開可能な Web サイトを簡単に作成できるサービスです。
アンケート機能や会員向け専用ページ機能もあるので、一般向けページと会員向けページを組み合せたサイトも作成できます。

Power Apps ポータルは他の Power Apps アプリケーションと同様にローコードで感覚的に操作できるので、ページやコンテンツの追加/変更に対しても柔軟に対応できると思います。

また特記したいこととして、既に Power Apps や Dynamics 365 で Dataverse を活用しているお客様は自社の商品紹介、ノウハウなど Dataverse に格納されている情報を Power Apps ポータルで情報発信することが簡単にできるという点です。

自社の情報発信戦略として、Power Apps ポータルを活用してみませんか?

Power Apps ポータル イメージ図

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3. Power Apps ポータルの利用シーン

ポータルサイトに掲載する情報としては、取り扱っている商品やサービスの紹介、ノウハウやナレッジなどが発信材料になると思います。
発信する情報へのお問い合わせ画面やアンケートなどもポータルサイトに配置することで、リードの獲得やサポート依頼の受付として利用することもできます。

では具体的にどのような情報をどのように発信するのか、例を挙げてみたいと思います。

例1)Dynamics 365 for Sales ご利用のお客様

販売代理店様からお得意様へ情報提供する会員サイト

掲載内容 回収情報
・商品・サービスの紹介
・メーカー側からの新着情報/キャンペーンなどのお知らせ情報
・閲覧ユーザーからのお問い合わせ/アンケート回答
・販売店からの見積依頼・カタログ請求



例2)Dynamics 365 for Customer Service ご利用のお客様

エンドユーザー向けのサポートポータルサイト

掲載内容 回収情報
・契約情報の照会
・対象製品・サービスのナレッジ共有
・自身の過去の問合せ情報
・問合せ内容
・サポート後の満足度アンケート



例3)Power Apps ご利用のお客様

社内研修業務を支援する、新入社員用ポータルサイト

掲載内容 回収情報
・社内システムの各種申請手順とリンクの掲載
・社内研修スケジュールや申込状況の確認
・入社後アンケート
・人事・総務担当者への質問

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4. デモポータルを作ってみた

上記の例1を想定して、デモポータルを作成してみました。
SBT が家具の販売代理店になったと想定して必要な機能を持たせています。
Dynamics 365 で管理する商品やキャンペーンの情報を公開し、商品に対するお問い合わせやキャンペーンに対するアンケートを回収します。
作成した Web ページは9ページ程ありますが、構想・設計ができていれば1日で作成できるくらいのお手軽さです。

作成したデモポータルサイト画面

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5. Power Apps ポータルの利点と注意点

今回デモポータルを構築してみて感じた Power Apps ポータルの利点・注意点は以下のとおりです。


利点

  • 既に Dynamics 365/Power Apps で Dataverse を利用している場合、Dataverse に格納されている情報を簡単に公開可能
  • ポータルサイトの作成や Dynamics 365 との紐づけもローコードで実現可能であり、低コストで開発可能
  • 外部のユーザーに、ポータルサイトを介したデータ登録やアンケートへの回答を促すことができるため、潜在顧客情報の獲得や市場調査などが可能

注意点

  • 基本的にはローコードで作成可能だが、標準機能でできないような制御、デザイン、リッチなコンテンツ(カート機能、動画のサムネイル表示等)配置を実現しようとするとコーディングが必要になる
  • 標準機能での設定・操作は簡易的だが、設定内容を読み解こうとする場合はポータルサイト特有の用語・操作が多く、習得には慣れが必要
  • ファイルや動画の添付方法、表示方法には制限事項が多く、イメージどおりに実現できるか確認が必要


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6. まとめ

第1回では、Power Apps ポータルがどのようなものか、どのように利用するかという部分について紹介しました。
要約すると、以下に当てはまる企業におすすめなサービスということです。
 ①公開したい情報がある
 ②低コスト・簡易的な機能でサイト導入を検討している

弊社ではPower Apps ポータルだけでなく Office 365、Dynamics 365、Power Apps など Microsoft 製品の導入支援を行っておりますのでご興味のある方は是非以下にお問い合わせください。

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