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DAM?なにそれ美味しそう ~ デジタルアセット管理システムとは? ~

富田 優作

世界の皆さま、はじめまして。SBT の富田です。
お前誰??というのは、このブログを通じて微かに醸し出していきたいと思いますので、さっそく本題に入りますね。

このブログにたどり着いた皆さまは、おそらく


  • 「DAM」って最近聞くけどなんだろう?
  • 「DAM」って何が良いの?何ができるの?
  • Sitecore も最近「DAM」を取り扱い始めたってよ。
  • 「DAM」入れたけどうまく使えていないな。

のような疑問やお悩みを抱えている意識高い系の方々だと思います。
※違いましたらごめんなさい!
本ブログでは、そんな方々に「楽しく」「分かりやすく」DAM について紹介していきます!




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DAM (デジタルアセット管理システム)とは

「Digital Asset Management - デジタルアセットマネジメント」の略で、写真やイラストなどの画像、動画、音声データなどのデジタル資産を一元管理するシステムです。
※某カラオケの製品名とは関係ありません!

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なぜ DAM が求められるの?その導入の必要性とは

例えば、新作ランニングシューズの「画像」を目にする機会を考えてみてください。
※筆者は大のランニング好きなので例えがランニング関連寄りになることご容赦ください。。数年前に流行ったピンクのシューズを思い描いてもらえれば幸いです。
インターネットが普及する前は紙の「カタログ」だけだったかもしれません。
インターネットが普及してからは、WEB サイト上に露出が広がりました。
さらに時代が進み、スマホや IoT が普及し始めた昨今では、SNS・スマホアプリ・デジタルカタログ・サイネージなど広範囲で目にするようになりました。
そう、チャネルの多様化が加速したことで、一口に「画像」と言っても様々な用途・種類があり、またデータを取り扱う関係者も増えてきている、といった状況が生まれてきたんですね。

さて、あなたがこれらの画像を取り扱う会社に勤めていて、新作ランニングシューズを販促する責任者になったとします。
これらの画像は、表示媒体に対してサイズ、形式、縦横比など様々です。
また、制作・管理する担当者も様々です。
このように、あらゆる媒体に対する画像を、各担当者がバラバラに管理していたとすると、(想像したくないですが)以下のような問題が発生しちゃいます。


  • あれ? WEB サイトで使っていたあの画像を新作スマホアプリでも使いたいんだけど、どれが最新だ??誰(どの会社)に聞けばいいのだろう?
  • スマホ用に最適化するために画像を加工したいのだけれども、膨大な量の加工が必要だ。。
  • A 社から購入した版権のある画像を取り扱っているものがあるけど、有効期限管理しないと著作権保護法に違反してしまう。管理方法を考えないと。。
  • 厚底ランニングシューズ特集を組みたいんだけど、「厚底」とかで検索したら関連素材がまとまって手に入ったら楽だなぁ。

これらのお悩みをスマートにアグレッシブに解決できるのが、DAM です。

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DAM でできること。その主な機能とは

  • デジタル資産を一元管理できる
  • カテゴライズ、タグ付けなどメタ情報を自由に付与できるので管理・検索がラク
  • 各媒体に適したファイルサイズに自動で変換してくれる
  • 著作権管理(DRM)ができる

これらにより以下の効果が期待できます。


  • デジタル資産の管理負荷が軽減する
  • コンテンツ制作の生産性が向上する
  • コンプライアンスを強化し、著作権を保護できる

DAM についてのイメージが湧きましたでしょうか。
概念だけお話ししてもなかなかイメージが湧きにくいかもしれないので、ここからは DAM の機能を有する「Sitecore Content Hub」を例に、具体的な機能や使い方なんかを掲載していこうと思います。

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Sitecore Content Hub でできること

「DAM でできること」でご紹介した内容がすべてできることはもちろんのこと、その他にも Sitecore Content Hub には優れた機能がたくさんあります!
詳しくは次回以降でご紹介しますが、今回は概要だけ以下に記載します。


  • デジタル資産の一元管理
    • デジタル資産に対してメタデータを柔軟に付与して管理することが可能
    • 付与したメタデータを活用した柔軟な検索が可能
    • ワークフローによる、レビュー・承認・公開といった公開までの流れの管理が可能
    • 著作権管理が可能
    • アクセス権管理が細かいレベルで可能
  • 自動処理
    • デジタル資産を登録した際にメールを送るなど自動通知が可能
    • デジタル資産を登録した際に各デバイスに適したサイズや圧縮率のデータを生成することが可能
    • AI を活用した、デジタル資産に対する自動タグ付けが可能
  • クリエイティブツール連携
    • 以下ツールと連携して、Sitecore Content Hub 上のデータを直接編集可能
      • Adobe InDesign
      • Adobe Photoshop
      • Adobe Illustrator

いかがでしょうか。
Sitecore Content Hub により、


  • 最新の画像がどれなのか関係者探しをするまでもなく、検索できちゃう。しかも自動でタグ付けまでしてくれるので欲しいデータがすぐに手に入る!
  • アクセス権の管理もきめ細やかにできるので適切なデータを適切な関係者に配布することができる!
  • いくらステークホルダーが複雑化しても、ワークフローが柔軟に組めるから不適切なデータが配布・公開されてしまうリスクは抑えられそうだ!
  • 地味に大変な、媒体に応じたファイルサイズ変更なんかも自動でやってくれるなんて助かる!
  • 著作権管理、有効期限管理ができるので、誤って有効期限切れのデータを取り扱ってしまう心配もないのは嬉しい!

といった具合で、様々な問題点が解決でき、デジタル資産運用が飛躍的に効率化できそうですね!
そして無事「厚底ランニングシューズ特集」も組めそうですね!(ここ重要!)

また、Sitecore Content Hub は製品名の通り CMS である「Sitecore」と親和性が高いため、Sitecore と組み合わせることで CMS で取り扱うデジタル資産についてもこの Sitecore Content Hub の恩恵を受けることができるのも魅力の一つですね。

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改めまして、本ブログについて

なぜ唐突に Sitecore??と思われたそこのあなた!
実は SBT は Sitecore プラチナパートナーに6年連続で選ばれている(※1)、生粋の Sitecore 愛好家集団です。(いきなり露骨に宣伝してきたぞこいつ)
そんな会社なので、Sitecore の DAM 製品(※2)である Sitecore Content Hub に携わる機会も多く、最近は Sitecore Content Hub に浸りっぱなしの日々です。

な・の・で、Sitecore Content Hub を通じて、皆さまに DAM の良さを伝えていければと思い、ブログを執筆しております。決して、上司から「ブログで書いて宣伝してこい!」とお達しを受けたわけではありません。

本ブログでは、全4回にわたり Sitecore Content Hub を通じて DAM についての情報をお届けしようと考えております。


  1. DAM?なにそれ美味しそう ~ デジタルアセット管理システムとは? ~
  2. 管理や検索がら~くらく!~ DAM を使ってみよう 基礎編(1)~
  3. かゆいところに手が届く!~ DAM を使ってみよう 基礎編(2)~
  4. スクリプトを使ったら自由自在!~DAM を使ってみよう 応用編 ~

今回は第1回の「DAM?なにそれ美味しそう ~ デジタルアセット管理システムとは? ~」をお届けいたしました。
次回からは、実際の Sitecore Content Hub の画面を見ながら、こんなことができるよ!というのを紹介していこうと思います。
お楽しみに!!

本ブログで DAM や Sitecore Content Hub に興味を持たれた方、「まさにこんな製品を求めていた!」などございましたら、お気軽に以下リンクよりお問い合わせください。

お問い合わせはこちら


  • (※1) 2021年7月現在
  • (※2) Sitecore Content Hub は、DAM の他に「製品コンテンツ管理(PCM)」「コンテンツマーケティング基盤(CMP)」「マーケティングリソース管理(MRM)」「印刷(W2P:Web to Print)」など様々なことができますが、本ブログでは DAM に焦点を絞ってご紹介いたします。

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