本文へ移動します / GO TO TEXT

クラウドエンジニアブログ

【定期便】7/28週 Azure の公開情報まとめ

上村 真太郎

みなさま、こんにちは!上村です。

先週 1 週間 (2025/7/28 - 2025/8/3) 分の Azure の公開情報をお送りいたします。
パブリック クラウドは日々進化しており、1 週間の内に新しい情報がたくさん生まれます。そのアップデート情報をまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。

今週のアップデート情報は以下の通りとなります。
それでは、ご覧ください。

  • ※ 当ブログにて記載しております Microsoft 社の Web サイトの URL については、Microsoft 社側のリダイレクトの仕組みにより、お客様の閲覧環境に沿ったページに自動的にリダイレクトされることがございます。 原文を参照される場合は、リダイレクトされた URL の ja-jp などの文字列を en-us に変更することで閲覧いただけます。
  • ※ 当ブログにて記載しております更新情報の内容に関する文章は、AI による要約を利用しています。正確な内容に関してはリンク先の情報をご確認下さい。


「Microsoft Azure 導入・運用支援サービス」はこちら



Azure の更新情報より


[Launched] Generally Available: Azure File Sync Arc Extension
  • 一般提供 : Azure File Sync Arc 拡張機能
    • Azure File Sync Arc 拡張機能が一般提供され、Azure Arc 対応 Windows Server 上での Azure File Sync のデプロイと管理が容易になりました。この拡張機能により、オンプレミスやマルチクラウド環境でのハイブリッド ファイル同期が可能です。Azure Portal、PowerShell、CLI から直接操作でき、Windows Server 2012 R2 以降をサポートし、追加費用なしで利用できます。詳細は公式サイトをご確認ください。

[Launched] Generally Available: Agentless multi-disk crash consistent backup for Azure VMs
  • 一般提供 : Azure VM のエージェントレス マルチディスク クラッシュ整合性バックアップ
    • Azure Backup が Azure VM におけるエージェントレスのマルチディスク クラッシュ整合性バックアップをサポートしました。これにより、VM エージェントやスナップショット拡張機能を使用せずにバックアップが可能です。クラッシュ整合性バックアップは静止時間を短縮し、パフォーマンスに敏感なワークロードに適しています。バックアップ ポリシーで整合性タイプを設定することで有効化できます。詳細は [https://learn.microsoft.com/en-us/azure/backup/backup-azure-vms-agentless-multi-disk-crash-consistent] を参照してください。

Retirement: Azure Dedicated HSM
  • 廃止のお知らせ : Azure Dedicated HSM
    • Microsoft は Azure Dedicated HSM を 2028 年 7 月 31 日に廃止し、Azure Cloud HSM に移行する計画を発表しました。新規顧客の受け入れは終了し、Azure Cloud HSM または Azure Managed HSM への移行を推奨します。Azure Cloud HSM は FIPS 140-3 レベル 3 のセキュリティを提供し、既存のシナリオを満たします。移行計画の詳細は公式ドキュメントをご確認ください。

[Launched] Generally Available: Log or block shared access signature (SAS) tokens for Azure Storage based on expiration policy
  • 一般提供 : 有効期限ポリシーに基づいて Azure Storage の Shared Access Signature (SAS) トークンをログに記録またはブロックする
    • Azure Storage の SAS 有効期限ポリシーでは、SAS トークンの有効期間を制限する上限が設定可能です。有効期限を超えた SAS トークンに対して、ポリシーで 「ログ」 または 「ブロック」 アクションを選択できます。「ログ」 はアクセス監査に役立ち、「ブロック」 は不正アクセスを防止します。詳細は [公式ドキュメント](https://learn.microsoft.com/en-us/azure/storage/common/sas-expiration-policy?tabs=azure-portal) を参照してください。

[In preview] Public Preview: New tagging features in Azure confidential ledger
  • パブリック プレビュー : Azure Confidential Ledger の新しいタグ付け機能
    • Azure Confidential Ledger のタグは、最大 64 文字の文字列で、トランザクションごとに最大 5 つ設定可能です。これにより、プロジェクト名や部門などの条件に基づきデータを整理・検索しやすくなります。タグはコレクション ID などの機能とも組み合わせ可能で、効率的なデータ管理と検索を実現します。詳細は [公式ドキュメント](https://learn.microsoft.com/en-us/azure/confidential-ledger/data-organization) を参照してください。

[Launched] Generally Available: Azure Virtual Network Manager in Azure US Government Cloud
  • 一般提供 : 米国政府向け Azure の Azure Virtual Network Manager
    • Azure Virtual Network Manager が米国政府向け Azure で一般提供開始されました。これにより、クラウド接続やセキュリティ、ルーティングの統合管理が可能となり、ネットワーク構成の自動化や拡張に伴うポリシー適用が効率化されます。ハブアンドスポークやメッシュ トポロジーでの接続管理が簡略化され、NSG ルール前のセキュリティ管理ルール適用でコンプライアンスが向上します。さらに、仮想ネットワーク フロー ログの監視や UDR 管理によるルートの自動デプロイ機能が強化されます。

[In preview] Public Preview: New SQL Server database migration in Azure Arc
  • パブリック プレビュー : Azure Arc での新しい SQL Server データベースの移行
    • Azure Database Migration サービスを利用し、Azure Arc 移行エクスペリエンスが更新され、Azure SQL Managed Instance への移行が自動化・一元化されます。これにより、プロビジョニングからカットオーバーまで、数日で完了可能です。新機能としてコストの可視化や目標設定を簡素化し、ほぼリアルタイムのデータベース レプリケーションをサポートします。また、R/O データベース・レプリカやクライアント接続で移行準備を検証し、最小限のダウンタイムで移行を実現します。Microsoft Copilot が統合され、意思決定を支援します。

[Launched] Generally Available: Accelerated logs now available for General Purpose tier in Azure Database for MySQL - Flexible Server
  • 一般提供 : Azure Database for MySQL - フレキシブル サーバーの General Purpose レベルで高速ログが利用可能に
    • Azure Database for MySQL - フレキシブル サーバーの 「高速ログ」 が General Purpose レベルでも利用可能になり、以前は Business Critical レベルでのみ提供されていたパフォーマンス向上の利点を幅広いワークロードで活用できるようになります。これにより、トランザクションの遅延が短縮され、スループットが向上するなどのメリットがあります。詳しくは [https://aka.ms/mysql-acceleratedlogs] をご覧ください。

[In preview] Public Preview: Azure Database for PostgreSQL cascading read replica
  • パブリック プレビュー : Azure Database for PostgreSQL カスケード読み取りレプリカ
    • Azure Database for PostgreSQL のフレキシブル サーバーで、カスケード読み取りレプリカ機能がパブリック プレビューで利用可能になりました。この機能により、既存のリード レプリカをソースとして最大 5 つのリード レプリカを作成でき、最大 2 レベルのレプリケーションをサポートします。地域を越えた読み取りワークロードの効率的な拡張が可能です。対応リージョンは米国西部、スペイン中部、オーストラリア東部などです。詳細は公式ドキュメントをご覧ください。

[Launched] Generally Available: Azure SQL updates for late-July 2025
  • 一般提供 : 2025 年 7 月下旬の Azure SQL 更新プログラム
    • 2023 年 7 月下旬に Azure SQL に新機能が追加されました。UNISTR 組み込み関数を使用して文字列内の Unicode エンコード値を操作できるようになり、ANSI SQL 連結演算子 (||) を利用して文字列やバイナリ文字列を簡単に連結できるようになりました。詳細は [https://aka.ms/unistr-strconcat-blog] をご覧ください。

[Launched] Generally Available: Configure backup interval for Azure Database for MySQL automated backups
  • 一般提供 : Azure Database for MySQL 自動バックアップのバックアップ間隔構成
    • Azure Database for MySQL において、復元速度を向上させるためのバックアップ間隔を構成可能な新機能が追加されました。この機能では、より頻繁なスナップショットを導入することで、自動バックアップの最適化が行われます。これにより、特定時点に再生する binlog 数が減少し、復元時間が短縮されます。詳細は [https://aka.ms/mysql-backup-interval] をご覧ください。

[Launched] Generally Available: Azure Database for PostgreSQL Entra authentication for Power BI Desktop
  • 一般提供 : Power BI Desktop の Azure Database for PostgreSQL Entra 認証
    • Microsoft Entra ID 認証を使用して Azure Database に接続する機能が、Power BI Desktop の PostgreSQL に対応しました。この更新により、認証とアクセス管理が簡素化され、セキュリティが強化されます。また、組織全体での Entra ベースの認証戦略を支援します。詳細は [https://aka.ms/postgres_pbi] を参照してください。

[Launched] Generally Available: Customer-controlled maintenance
  • 一般提供 : 顧客管理のメンテナンス
    • お客様は、Virtual WAN サービスでのポイント対サイト VPN ゲートウェイ (P2S VPN) を含むすべてのゲートウェイ リソース(ExpressRoute、VPN ゲートウェイなど)のメンテナンス期間を構成可能になりました。これにより、メンテナンスを柔軟にスケジュールできます。詳細は以下リンクをご参照ください。 * ExpressRoute: [https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2249540] * VPN: [https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2249258] * Virtual WAN: [https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2249359]

以上です。 最後までお読みいただきありがとうございました。


「Microsoft Azure 導入・運用支援サービス」はこちら

お問い合わせ

製品・サービスに関するお問い合わせはお気軽にご相談ください。

ピックアップ

セミナー情報
クラウドエンジニアブログ
NOZ
メールマガジン登録