今回は、Azure を使いつつオンプレミス環境も利用したいとお考えのユーザー様向けに Azure で収集蓄積したデータをオンプレミスサーバーに取り込む方法の1つを紹介しようと思います。
オンプレミス環境から Azure Service Bus に接続して、蓄積されたメッセージキューを取得して処理する方式です。
アプリケーションとサービス間に信頼できるクラウドメッセージングサービスです。
流れとしては、送信者が発行したメッセージを Service Bus に蓄え、受信者が好きな時にそれらを受信して処理をするような使い方をします。
技術者の方であれば、JMS や MQ などといえば通じるでしょうか。
もっとも簡単なものは、Service Bus に蓄えられたメッセージをインターネット経由で、取得してオンプレミス環境で処理をするような構成です。 実際には Secure 通信や VPN などによるセキュリティの検討がなされるものです。 今回は、インターネットを通してメッセージを取得して、社内の DB への保存を想定して構成を記載していますがデータが取得できれば DB 部分は応用が可能です。
早速 Service Bus からのデータ取得を作成してみたい方は、下記の Service Bus の作業開始から、簡単なチュートリアルがありますのでお試しください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/service-bus-messaging/service-bus-create-namespace-portal
もちろん、ほかにも Azure Bus Relay などを利用する方式など他の実現方法も存在します。それらは、ネットワーク、パフォーマンスやリソースなどの要求や条件でどういった構成が望ましいか変わってくるものになります。
Service Bus の概要については、以下を参照ください。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/service-bus/
Service Bus の仕様や使い方については、以下を参照ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/service-bus-messaging/
皆様に良い Azure Life が訪れますように!