導入事例:株式会社 竹中工務店様

Provisioning Flow

Teams 活用に Provisioning Flow は不可欠! IT 部門と利用者両方の工数が軽減され、導入後8か月で900以上ものチームを作成

導入のポイント
  • Microsoft Teams 全社展開に伴う IT 部門の負荷を抑えたい
  • Microsoft 365 との親和性が高い Provisioning Flow の導入を決定
  • SBテクノロジーの支援により、迅速な導入と新たな使い方をも実現
お客様名 株式会社 竹中工務店
業種 建設・住宅・不動産業
企業規模 5001人以上
目的・課題 Microsoft 365 を利用した働き方改革推進 , クラウドを活用した業務プロセスの改善と自動化 , 業務プロセス効率化(営業系) , 業務プロセス効率化(技術系) , ワークスタイル変革
キーワード Microsoft Teams , 業務効率化 , Microsoft 365(Office 365/EMS) , ワークフロー

ICT による働き方改革の取り組みと Microsoft 365

Web 会議促進に伴い全社的に Microsoft Teams 利用が浸透​​

長妻 一弘 氏
株式会社 竹中工務店
デジタル室
ビジネスインフラグループ
グループ長
長妻 一弘 氏

株式会社 竹中工務店は1610年(慶長15年)の創業以来、建築を専業とし、ランドマークとなる数多くの建築物を手掛け、社会発展の一翼を担ってきた。人々が幸せや歓びを感じることができる豊かで安心な「まちづくり」を実現し、グループ全員の力で SDGs の達成に貢献するとともに、サステナブル社会の実現に邁進している。

同社では、2014年にタブレット活用を展開し「竹中スマートワーク」という ICT による働き方改革を早々にスタートさせた。その後、さらなる取り組みとして「ワークプレイス改革・ペーパーレス化」「業務用 PC のノート PC 化・Web 会議ツール活用推進」の段階を経たのち、2019年をデジタル化元年と称し、現在に至るまで「デジタル変革推進」の取り組みを行っている。また、この先もさまざまなデジタル化の具体的プランを予定しているという。

当初の竹中スマートワークにおいて“いつでも・どこでも”の実現として活用していたのが Microsoft 365 である。その後 Web 会議促進もあり、Skype や FaceTime を利用したオンラインでのミーティングが活発に行われていた。2020年に Skype から Microsoft Teams(以下、Teams)への変更に伴い、以降は Teams 利用が徐々に中心になろうとしていた。

  • 2014年から段階を経て、時流に合ったデジタル変革推進を遂行
  • Web 会議促進に伴い全社的に Microsoft Teams 利用が浸透


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Provisioning Flow 検討の経緯

チーム利用が活発化される一方、IT 部門の負荷は抑えたい​​

佐藤 昌宏 氏
株式会社 竹中工務店
デジタル室
ビジネスインフラグループ
佐藤 昌宏 氏

「Teams を使い始めた当初は、社内で使用している既存ワークフローでチーム作成の申請を受けつけていました。しかし、既存ワークフローを使って申請を無理やり行っていたので、利用者には分かりづらく複雑になっていました。そして全社的に Teams の「チーム機能展開」を検討していたので、今後 IT 部門としてどのように管理を強化していく必要があるのかも含めて解決手段を検討し始めました」(佐藤氏)

また、グループ会社においてはメールでチーム作成を申請していたため、使い始めるまでに時間がかかり、チーム利用のハードルが上がっていたという。

Teams を使い始めたころ、既存の方法では手間が多く、チーム作成は次のような流れで運用を行っていた。

①利用者が社内のワークフローを使って申請
②部門長と IT 部門が承認
③IT 部門がチーム作成および利用者に連絡

全社での活用、そしてグループ会社、海外子会社、さらに協力会社などへと展開していくことを考慮すると、IT 部門の負荷をいかに抑え、次々申請されるチームを作成・管理していくのかが課題となった。

「この課題を解決するため、チームの管理機能、セキュリティ、申請を簡単にする機能、チームのライフサイクル管理機能、という4つを中心に13項目にわたる要件を提案するよう、SBテクノロジー(以下、SBT)を含む2社へ依頼しました」(佐藤氏)

これを受け、SBT が提案したのが、Microsoft 365 との親和性が高く、チーム管理をワークフローと自動設定で運用効率化させるProvisioning Flow だった。

  • 既存のチーム作成方法では手間が多く、IT 部門の負荷を抑えたかった
  • すでに導入済みの Microsoft 365 との親和性が高い Provisioning Flow を提案


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Provisioning Flow の評価ポイントと導入効果

要件充足・コストパフォーマンス、そして導入後のサポートも決め手に​​

伊藤 隆汰 氏
株式会社 竹中工務店
デジタル室
ビジネスインフラグループ
伊藤 隆汰 氏

提案を受けた同社は、要件に対する充足度とコストの観点から比較・検討を行った。その結果、同社が掲げる要件を満たしかつコストパフォーマンスが高い Provisioning Flow の導入を決定した。さらに同社の環境を一番理解しているのが SBT だったことや、これまでのサポート体制から判断し、導入後のサポートにも期待が持てたことが決め手となった。

「2020年12月から構築を始め、運用開始は2021年4月でした。導入フェーズでもしっかりとプロジェクトを管理してもらい、特に困難に感じる場面はありませんでした」(伊藤氏)

こうして Provisioning Flow によるワークフロー申請とチーム作成が行われるようになり、IT 部門と利用者、両方に大きなメリットが生まれたという。具体的には、チーム作成の承認後、IT 部門を介することなくチーム作成が自動処理されるようになったため、以前は1申請に10分程度要していた IT 部門の工数がゼロになったこと。また、利用者の負担だった複雑な申請業務も、簡単かつスピーディになり、利用者の負担も軽減されたことだ。

竹中工務店が Provisioning Flow によるチーム作成の運用を開始した2021年4月以降、900以上ものチームが作られている。またこのうち、部門のみのチームは約2割、他8割は複数部門あるいは子会社など交えたチームで、いずれも活発なコミュニケーションに役立っているという。

「Provisioning Flow を利用開始してからも SBT はしっかりした運用監視体制を取り、対応を適切に行ってくれました。例えば、社内からの Provisioning Flow 利用に関する質問に細々と対応してくれたり、運用改善にもつなげてくれたことも評価しています」(佐藤氏)

Provisioning Flow 利用画面
Provisioning Flow 利用画面(イメージ)​
  • コミュニケーションを支える Teams の活用に Provisioning Flow は欠かせない存在​
  • IT 部門は1申請あたりの対応工数がゼロに、利用者は複雑な申請業務が簡単かつスピーディに
  • Provisioning Flow 利用開始から8か月で900以上ものチームの作成


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今後の展望

Teams のさらなる活用を支える基盤として Provisioning Flow に期待​

「2022年早々にも海外子会社への展開準備を行い、活用していくつもりです。今後ますますチーム数は増えていくため、Provisioning Flow の導入効果も大きくなると考えています」(佐藤氏)

「Microsoft 365 を活用する価値は相互コミュニケーションが図れる部分にあると思うのですが、そこはもっと活用の余地があると考えています。統合的かつ抜本的に生産性を高めるためには、単にツールを導入すれば解決するものではなく、全社的にマインドを変えていく必要があると思います。コロナ禍の影響から Teams の活用が進んだことで、当社としても相互コミュニケーションの重要性がわかり始めたので、今後どうマインドを変化させていくかという面においてのサポートも SBT に期待しています」(長妻氏)

また同社では2021年7月、3日間にわたる全社的な技術発表会を Teams で開催した。

「コロナ前は東京に集合して開催していた全社行事ですが、今回新たな試みとして、Teams を利用してオンライン開催しました。SBT には運営面でアドバイスしてもらいながら、3日間を終えることができました。これはひとつの例ですが、いつでも・どこでも、働き方を変えながら生産性を高めていくデジタル変革において、Teams の役割は非常に大きく、インフラになっていくと思います。そのインフラを Provisioning Flow を始めとしたツールやノウハウ・知見で SBT に支えていってほしいですね」(長妻氏)

  • 2022年から海外子会社へも Provisioning Flow を展開開始
  • Provisioning Flow により一層活発になっていく社内コミュニケーションを、より有益なものに​
SBテクノロジー株式会社(写真右)今村 裕貴
SBテクノロジー株式会社(写真右)今村 裕貴​

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