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導入事例:立命館大学様

Office 365 導入・運用支援サービス、Microsoft Azure

約8万のアカウントで Office 365 のメールシステムを利用。ソフトバンク・テクノロジーの開発力で、複雑な大学の権限付与に対応した認証システムを構築できました。

立命館大学様
導入のポイント
    • 約 8 万のアカウントで Office 365 Education を利用
    • ID 認証システムと連携した認証システムの構築
    • メールだけでなく SharePoint Online 等への展開
企業情報
お客様名 立命館大学
業種 官公庁・自治体・医療・教育
企業規模 5001人以上
目的・課題 クラウド活用 , ITインフラ構築 , モバイル端末・iPad活用
キーワード Microsoft Azure , Microsoft 365(Office 365/EMS) , グループウェア

抱えていた課題、解決したかったこと

オンプレミスシステムの限界からクラウドサービスに着目

谷村 昇 氏
立命館大学
情報システム部
情報基盤課
課長補佐 谷村 昇 氏

2020年に向けて、学園のあるべき姿をめざし「学園ビジョン R2020」を推進している立命館は、西園寺公望を学祖とし、1900年、中川小十郎によって京都法政学校として創設された。今日では、2大学、4附属校、1附属小学校を有しており、学園共通の情報環境整備は立命館大学がその中心的な役割を果たしている。

立命館大学では、学生たち並びに教員に対して、学ぶことの喜びを感じられる環境の整備・提供を推し進めており、その一環としてメールシステムやポータルサイトを含む情報システム・インターネット環境の整備にも注力している。

そんな中、メールシステムと教職員ポータルが稼働しているサーバーの保守限界が 2017年3月に迫っており、併せてオンプレミス導入のシステムに関してもバージョンアップの時期を迎えていた。一方、学生や教職員がメールシステム等を使用する環境も大きく変化していた。
「スマートフォンやタブレットの普及、デバイスの多様化が進み、同時に現在提供しているメールシステムがメールボックスの容量不足、スマートフォン用アプリの不在、アクセスするたびの認証要求、プッシュ通知未対応、デバイス・ブラウザなど環境の制限、といった理由からユーザーである学生や教職員には使いにくいものになっていました」(谷村氏)

サーバーの保守限界が近づく中、セキュリティ対策、デバイスやブラウザのバージョンアップへの対応など、ハード・ソフト両面での課題を解決するには、学内での構築は難しいという結論になり、クラウドサービスの導入を検討。契約条件、プライバシー保護の観点、保守の観点等から一番バランスが取れていた Office 365 Education の導入を決めた。

  • オンプレミスシステムから Office 365 Education へ移行
  • 約 8 万のアカウントがメールシステムを利用
  • ユーザーである学生・教職員の利用環境の変化に対応


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導入の要件

大学の複雑な権限管理を正しく反映した認証システム構築力が必要

今井 祥司 氏
株式会社クレオテック
ICT ソリューション部
システム事業課
課長補佐 今井 祥司 氏

Office 365 の導入にあたり、メールだけでなく SharePoint Online による教職員ポータルの運用や、将来的に付随サービスの展開、導入を実現するために、しっかりとしたパートナーシップを築けるパートナー選びが不可欠であった。
また、大学はアカウントが多いだけでなく、アクセス権も複雑なため、その権限管理が重要となる。大学が持つ ID 統合管理システムと連携を取り、認証システムを構築する技術力、学校独特の概念・状況の理解、一般企業での技術ノウハウの転用、規模・アカウント数に対する実績、大規模プロジェクトヘの対応力を要件にパートナー選びに着手。企画段階のポータルサイトについては、先を読んだ提案力も必要としていた。

  • ID 統合管理システムと連携した認証システムの構築力
  • プロジェクトの規模・アカウント数に対する実績
  • 先の展開を見据えたしっかりとしたパートナーシップの必要性


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ソフトバンク・テクノロジーの評価ポイント

短期間での開発・導入を実現した Office 365 の実装技術

山村 弥 氏
ワールドビジネスセンター株式会社
西日本事業部 関西第1事業部
関西第2システム部 文教システム1課
サブリーダー 山村 弥 氏

Office 365 の導入はメールシステムから行い、初回リリースまでの開発期間は約半年という短期間であった。今回のプロジェクトは教育研究システムと事務システムの一部にまたがるもので、ソフトバンク・テクノロジーがプロジェクト管理を行い、以前より教育研究システムの構築・運用をサポートするワールドビジネスセンター株式会社と、事務システムの構築・開発・運用をサポートする株式会社クレオテック (学校法人立命館100%出資会社) と密に連携し、導入を進めた。
2社の全面的な協力があり、さらにプロジェクトを進める中で、ソフトバンク・テクノロジーの PMBOK を活用したプロジェクト管理能力の高さもプロジェクト成功の要因であったという。
また、Office 365 の構築中にアップデートがあり、新しい機能が追加された場合にも、ソフトバンク・テクノロジーは情報をいち早く入手し、ノウハウと発想力を交えて対応。技術力の高さ、エンタープライズでの経験値がスムーズな導入に繋がったと評価した。

  • 初回リリースまで半年間の短期導入
  • Office 365 アップデートによる機能追加に対する技術者の対応の速さ
  • PMBOK を活用した、信頼できるプロジェクト管理体制


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導入効果と今後の展望

新入生1万人のアカウントを数日で発行

立命館大学では、毎年4月に約1万人の新入生を迎える。3月末の入学手続きから、数日で全員のアカウントを発行し、学生証、アカウント通知書を制作し、入学式当日までに各キャンパス事務局に届ける必要がある。「2017年4月の新入生約1万人のアカウントを数日で発行し、新入生全員が入学と同時に Office 365 を使えるようになったのも、ソフトバンク・テクノロジーのおかげと感謝しています。また、今回の導入により、スムーズかつ安全な次世代コミュニケーション基盤ができました。」(谷村氏)

SharePoint Online を使った教職員ポータルでは、以前からの課題であった文書管理、ペーパーレス化、資料共有に弾みがつき、より一層の活用を計画している。また Office 365 導入により、教職員ポータル、メールシステムのクラウド化が実現され、災害時における重要システムの可用性強化を行なえたことが良かったという。

今後は OneDrive を立命館大学や各附属校にも展開予定である。さらに2018年夏に立命館アジア太平洋大学との統合に向け、 メールの展開準備を進めている。その他 Office 365 の Teams 、Groups 、アンケートなど様々なサービスの導入を検討している。
「ソフトバンク・テクノロジーには、今後活用していくためのアイデアを実現していくにあたり、ガバナンスを効かせたうえで、実装して形にしていくサポートをしてもらいたい。」 (谷村氏)

  • SharePoint Online を使った教職員ポータルのさらなる拡充
  • 災害時にも接続できる可用性のある環境の実現
  • 立命館大学や各附属校への OneDrive の展開 、立命館アジア太平洋大学への Office 365 の導入を予定

立命館大学様 SBT 集合写真
写真左から ソフトバンク・テクノロジー株式会社
霜田 航、水野 克俊、今井 裕晶、鈴木 昭彦

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