お客様名 | INEST株式会社 |
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業種 | IT・情報通信業 |
企業規模 | 501人~1000人 |
目的・課題 | Microsoft 365 を利用した働き方改革推進 , テレワーク実現のためのセキュリティ強化 , クラウドを活用した業務プロセスの改善と自動化 , オンプレミスからクラウド移行 , ITインフラ構築 , クラウド活用 , セキュリティ強化 , モバイル端末・iPad活用 , 業務プロセス効率化(営業系) , ワークスタイル変革 , 社内システム構築 , サイバー攻撃の検知・分析・対策を含めたセキュリティ監視 |
キーワード | Microsoft Teams , 業務効率化 , Microsoft 365(Office 365/EMS) , マネージドセキュリティサービス(MSS) , セキュリティコンサルティング , クラウドセキュリティ , モバイルセキュリティ , インフラ構築・運用管理 |
新たな IT 基盤の導入と、テレワークに向けたセキュリティ強化が必須
INEST株式会社は1996年に、インターネットを通じた情報提供、フランチャイズ支援などを目的とした会社として設立。現在では、商品を販売する企業とエンドユーザーをつなぐためのマーケティングとセールスを強みとした営業支援を行っている。お客様や商品に合わせた販売方法やチャネルを選び、ニーズに合わせた対応は、代理店や BPO(営業代行)だけでなく、経験豊富な人財を派遣し即戦力としての現場での活用も可能としている。また、相談内容に応じて最適なソリューションを提案するコンサルティングも行っている。
同社では、既存サービスを進化させ、新たなサービスを創出して世に送り出していくため、2020年8月、株式会社アイ・ステーションと株式会社Patch(現:Renxa株式会社) を完全子会社化した。それに伴い、これまで別々だった IT 基盤を一つのネットワークに統合する必要が生じた。
「これまで3社のうち、2社は他社ネットワークの一部を間借りし、残り1社はセキュリティレベルが決して高くない簡易的なネットワークで運用を行っていました。しかし経営統合にあたり、その状態を踏襲するのは適切ではないと判断し、セキュリティ対策を施した新たなネットワークを独自で導入することに決めました」(尾又氏)
「このプロジェクトは2020年4月にスタートしたのですが、ちょうど新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークの必要性が高まっていたころでした。当初は社内に PC を置き、そこに別の持ち出し用 PC からリモートアクセスする方法をとっていましたが、PC 1台だけで、自由に場所を選ばず仕事ができる、より便利な環境の構築が急務になりました」(尾又氏)
こうして、新たなネットワークの導入とテレワーク環境の構築に取り組むことになった。
SBT のコンサルティング力と技術力に安心して任せられると確信
ネットワーク導入にあたり、同社では子会社のネットワークを委託運用している会社などと話しを進めていた。ところがネットワーク構築はできても、仕様の調整や Microsoft 365 の構築・運用も含めたさまざまな提案などのコンサルティングをしてもらうことが難しく、プロジェクトスタート後もベンダーを決めかねていた。
「そんなときに社内従業員から紹介されたのが、SBテクノロジー(以下、SBT)でした。話を聞いてみると、コンサルティングにも強いことがわかりました。ネットワーク構築からセキュリティ、そして Microsoft 365 まで、当社が必要とする一連の導入・構築の流れを理解したうえでコンサルティングしてもらうなど、安心してお任せできる会社は SBT しかありませんでした」(八尋氏)
こうして同社では、IT 基盤の統一だけではなく、Microsoft 365 E3 のテナントを統合した導入を進めるとともに、テレワーク環境整備に向けたネットワークセキュリティの強化を図るべく、MSS for Secure Gateway(Zscaler)の導入も決めた。
業務内容や課題を深く理解した提案から、サポートまで評価
経営統合に伴う新たなネットワークとセキュリティの導入、そして3社が各々利用していた Microsoft 365 のテナント統合にあたり、SBT は同社への綿密なインタビューのもと提案を進めた。
「今でこそ情報システム部がありますが、プロジェクトスタート時は情報システム部の担当者がいなかったので、畑違いのわれわれ人事部長と総務課長が中心になって進めていました。ですので、仮に技術者同士で話すように専門用語で会話をされていたら、こちらは対応できず何も進まなかったと思います。そこを SBT は言葉をかみ砕いて説明してくれたり、こちらの思いを引き出してくれたりしました」(尾又氏・八尋氏)
「われわれは専門知識はありませんが、こうしたい、ああしたいという点々とした構想はありました。ただ、それがネットワークにおいて具体的に何にあたるのか、どうすれば実現できるのかわかっていませんでした。どこでも仕事ができるようにしたいという構想を、SBT が点と点をつないで、最終的に要件をまとめあげて提案してくれたのです」(尾又氏・八尋氏)
SBT の提案は、同社内の運用フロー、業務プロセスまでをしっかり理解した上でのものであった。
「単にネットワークがこうなります、とだけ言われても結果を見ないと解りません。そこを、具体的に当社に当てはめた手段と提案をしてくれたコンサルティング力や、質問に対するレスポンスやサポートを評価しています。また、すぐの実現は難しいですが、最終的にサーバーを持たない、クラウドで完結するゼロトラスト環境の提案は非常に良いと思いました」(川崎氏)
セキュリティ対策強化のほか、Teams が社内外のコミュニケーションで大活躍
サービスの導入にあたっては、3社で新しいネットワークへの移行時期は異なったが、2021年4月からは新しい IT 基盤での運用がスタートしている。Zscaler の導入によって安全なテレワーク環境が整い、また Microsoft Teams(以下、Teams)はコミュニケーションの場において利活用が広がったという。
「コロナ禍ということもあり、かえってスムーズにテレワークに移行できました。Zscaler の導入で安心安全に PC を社外に持ち出し、インターネットに接続できています。導入以降は、特にセキュリティに関する問題も起こっていませんので、安心して業務ができる環境を整えることができたと思います。また、持ち出し用 PC が不要になったので、2台利用していた PC の削減にもつながっています」(川崎氏)
また同社では SBT の提案により Teams を軸にしたコミュニケーションが浸透してきている。以前は使用していなかったファイルサーバーとしての機能も使うようになり、データの移行も行われた。
「以前は3社間ではメール連絡でしたし、社内でも Teams はテレビ会議で顔を見ながら話すだけの使い方でした。それが今では資料を皆で共有して検討を進めたり、同時に編集しながら会議を進めるようになりました。Teams 活用の幅がかなり広がったのは大きな変化ですし、無くてはならないツールになったと実感しています」(尾又氏)
「他にも大きな変化がありました。当社には業務委託をしているパートナー企業がたくさんあり、以前は当社に来てもらったうえで作業をしてもらうしかなかったのですが、新しい環境構築により、当社に来てもらわなくても各々社内で業務ができるようになったのは、とても良かったと思います」(尾又氏)
そんな同社が掲げる、次の展開はどのようなものだろうか。
「SBT にはわれわれの構想をすべて伝えてあり、まだ導入に至っていない提案もたくさんもらっているので、今後はそれを具体的に進めていきたいと考えています。例えば Teams に外線電話機能を付加するサービス UniTalk は、具体的に導入検討が進んでいます。今後も最新情報の提供以外に、当社のネットワーク環境がより良くなるためのコンサルティング支援を期待しています」(八尋氏)
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