お客様名 | 日本エスリード株式会社 |
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業種 | 建設・住宅・不動産業 |
企業規模 | 501人~1000人 |
目的・課題 | クラウド活用 , 社内システム構築 , ITインフラ構築 |
キーワード | インフラ構築・運用管理 , Microsoft Azure |
クラウドファーストの実現、システムの活用や企画・立案といったコア業務に集中できる環境を目指す
1992年の設立以来、「住む人の立場に立った住まいづくり」を目指し、マンション・ビルの開発・分譲から、アフターサービス・管理、仲介まで一貫した事業を展開する総合ディベロッパー「日本エスリード」。近畿圏におけるマンション供給数はトップクラスを誇り、長期にわたり安定した供給を続けている。
同社では、2015年、ハードウェアの老朽化とサーバー OS のサポート終了を契機に、ファイルサーバー環境を更改。新たに Microsoft Azure 環境でファイルサーバーと AD(Active Directory)の運用を開始。その方針として打ち出されたのが「クラウドファースト」というキーコンセプトだった。
クラウドのメリットを最大限に活用し、情報システム部門がシステムの活用や企画・立案といったコア業務に集中できる環境の実現と、専門家としてサポートしてくれるパートナーの選定に着手。標準的な技術の活用でシステム構成をシンプル化し、導入・運用コストの削減、 空き容量不足や保守サポート切れへの対応、システムメンテナンスの属人化解消を目指した。
柔軟性、拡張性、対応力というポイントを基本にシステムとサポートベンダーを比較検討
ファイルサーバー刷新の提案およびパートナーを選定するにあたり、具体的なシステムインフラの要件として、柔軟性、拡張性、対応力というポイントを基本に比較検討を実施。情報システム部門がコア業務に集中できることに加えて、「複数拠点から大容量データの快適かつセキュアなアクセスの実現」や「業務システムやマーケティングシステムとのデータ連携のしやすさ」も重要だったと語る。
また、パートナーについては、システム的な要件を満たす提案・構築・サポートができることに加えて、「クラウドに詳しく、システムインフラの構築・メンテナンスからアプリケーションやデジタルマーケティングに関する技術的なサポートまで、幅広く対応してもらえる規模と経験、ノウハウを持っていること」という厳しい要求だったが、これに唯一応えたのが、オールクラウドで提案したソフトバンク・テクノロジーだった。
Microsoft Azure をベースとしたオールクラウドの提案、幅広い分野に精通した経験とノウハウ
「オールクラウドの環境を提案してくれた唯一のベンダー」だったことが、ソフトバンク・テクノロジーからの提案を採用した大きな理由となったが、その提案内容はクラウド一辺倒ではなく、検証の結果、日本エスリードの環境に適さない、もしくは十分なパフォーマンスや安全性が担保できないと判断した場合は、オンプレミスを併用するハイブリッド環境の提案も含まれていた点も高く評価しているという。
Microsoft Azure という先進的かつ信頼性の高いクラウド上で、ファイルサーバーや AD を安定的に運用するだけでなく、将来像を見据えた提案だった点や、ソフトバンク・テクノロジーが、システムインフラからクラウド、マイクロソフトソリューション、デジタルマーケティングまで、幅広い領域でレベルの高いサービスを提供しており、各分野における業界屈指の専門家がいる点も安心感があったと語る。
本プロジェクトにおける一連の対応を通して、高度でテクニカルなことでもわかりやすく、ユーザー視点で教えてくれる、相談に乗ってくれる「理想的なパートナー」と言わしめるほど、スピーディーで的確な導入支援やサポートは非常に高い評価を受けた。
運用負荷軽減とコスト削減を実現し、さらなるクラウドインフラの活用を検討
事前に主要拠点で通信速度を検証を行ったこともあり、導入検討時に指摘された転送の遅延などは発生しておらず、ファイルサーバーおよび AD は順調に稼働している。運用保守に関しても、バックアップ用テープの交換などが不要となり、容量不足などの不安からも解放されたことで、負荷軽減とコスト削減に結びついているという。
同社では、不動産物件情報の入手方法としてインターネット利用割合が増加していることを受けて、デジタルマーケティングを積極的に活用しており、Microsoft Azure との連携など、さらなる強化を目指している。また、クラウド化の推進より、情報システム部門が IT 活用を提案できる体制を整備し、リアルとウェブの両面からお客様満足度の向上を目指していく構えだ。これらを実現するパートナーとして、ソフトバンク・テクノロジーの実績やノウハウに期待しているという。
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