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高度なスキルと知識で時代を牽引!
SBテクノロジーが誇る精鋭・AI開発チームとは?

仕事を知る

掲載日:2023/12/21

クラウドソリューションとセキュリティソリューションの両分野を主軸とするSBテクノロジーでは、さらなる成長を目指すべく、AI開発にも力を入れています。2023年には生成AIの取り組みを始め、秋には生成AI(人工知能)を利用した企業の業務効率化を支援する『dailyAI』をリリースしました。そんな今最も注目を集める事業を動かしているのが、今回ご紹介する法人DX技術本部 DXソリューション技術部 第1グループの皆さん です。

高度な技術力を持った16名のスペシャリストによる、まさに精鋭部隊。各メンバーは日々どのようなミッションを持って、どのような活躍をしているのでしょうか。チームを代表して、岡村さん、田村さん、高橋さんの3名にお話を伺いました。

 

AI開発の最前線で奮闘する
選び抜かれたスペシャリストたち

――まずはお一人ずつ、入社するまでのご経歴と入社理由をお聞かせください。

岡村 私は2005年に新卒で入社しました。大学時代は電子情報学や物理学などを専攻し、一方でYahoo!BBでADSLのキャンペーンのアルバイトにも励んでおり、当時のソフトバンクの勢いを間近で感じていました。

理系出身だったこともあり、卒業後は技術を軸に多方面で活躍できるフィールドを求めていました。ソフトバンクグループはこれからの成長性や新しいことにもチャレンジできる点で魅力的であり、その中で技術に軸足を置いているSBテクノロジーは、自分のキャリア形成において最適な環境であると確信し、入社を決めました。

 

田村 私は学生時代に人工知能や知的インターフェースの研究をしており、卒業後は教育業界の大手に就職しました。そこで約3年間、通信教育のアプリケーション開発を担うと同時に、AI導入のPoCなどを行うタスクフォースにも参加していました。そうした中、転職をしようと思ったのは、その先のキャリアを考えたときに技術力をさらに高める必要があると感じたからです。

そして、せっかくキャリアアップを図るのなら、より専門的な技術が身につくであろうSBテクノロジーで働きたいと思い、2019年に中途採用で入社しました。

 

高橋 私は2021年に新卒で入社しました。大学時代は人工知能分野の一つである自然言語処理に関する研究を行っており、卒業後もそういった知見を武器にできる仕事がしたいと考えていました。SBテクノロジーについて知ったきっかけは逆求人サイトからのオファーで、いくつか選択肢がある中、SBテクノロジーだけがデータサイエンティスト採用を行っていたのです。

それがなかなか珍しく、「ここなら入社後すぐにデータサイエンスの領域で力を発揮できる」と思い、迷うことなく入社を決めました。

 

 

――実際に入社されて、SBテクノロジーに対してどのような印象を持たれましたか?

高橋 私はエンジニアリングなどにも興味があったのですが、データサイエンティストというと分析だけをガツガツやっていくイメージだったので、そういう仕事には関われないかなと諦めていました。ところが実際に入ってみると、AIの開発、分析、コンサルティングだけでなく、バックエンドからフロントエンドまでフルスタックに開発に関わることができ、良い意味でギャップを感じました。

田村 私は入社前のイメージ通りでした。SBテクノロジーは技術に対して非常に真摯で、真面目な方ばかりですね。前職は、子どもの将来に向けて商品を作る仕事だったため、企画・アイディアで駆動する人が多かったのですが、SBテクノロジーの場合、持っている技術を活かすというモチベーションで皆さん仕事をしており、そこの違いは感じました。ただ、私も技術者として同じモチベーションを持っていたので、その点はすぐに適応できました。

岡村 入社後の印象はイメージ通りでしたが、私の場合、お二人と違って大学で情報系をしっかり学んできたわけではなかったので、不安のほうが大きかったです。当時は「これからはITの時代」というときだったので、まだまだ未知の分野や知らない領域も多く、頑張って勉強しないと置いていかれるという危機感も抱いていました。

 

――岡村さんは入社以降、どのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか?

岡村 最初はEC事業の開発部に配属され、そこでインフラエンジニアを約9年務めました。ここからのキャリアが少し特殊で、私が新卒入社ということもあり、会社が推奨するキャリアトランスフォーメーションとそれを体現するロールモデルの形成を目指し、いくつかの選択肢から会社全体を見渡せる人事部への異動を決めました。そこで3年間主に採用や教育の仕事に従事し、その後、再び現場に戻りIoTビジネス開発などを経て、現在に至っています。IoTビジネスの開発ではデータ利活用の重要性が増し、データサイエンスチームを立ち上げ、BIやデータ基盤の部隊も統合してきました。

人事部での3年間は、技術畑の人間が管理部門で経営視点を養い、それをまた現場にフィードバックしていくという意味でも、また技術者の観点で会社の管理機能にフィードバックしていく意味でも重要で、非常に良い経験となりました。何よりも大きかったのがたくさんの人との出会いで、これは今でも自分にとって大きな財産となっています。

 

 

お客様のAI導入に向けて、
コンサルから運用までワンストップで支援

――皆様が所属されている法人DX技術本部とは、どのような役割やミッションを担っておられるのでしょうか?

岡村 法人DX技術本部では、様々な業界におけるエンタープライズのお客様が目指すDX推進に対して、データ活用を戦略の軸として多岐に渡るソリューションを武器に技術支援を行っています。

我々が担当するAIやデータ基盤領域の他にも、SFAやRPAを専門とするチームもあり、お客様の持つビジネス課題に対してあらゆる角度からご支援できるように、それぞれが持つ技術力やソリューションの結合による付加価値の創出を目指しています。

――その中でAI開発チームの役割やミッションは?

岡村 お客様がAIを用いて業務の効率化や生産性向上などを実現させるために、コンサルティングから実際の仕組み化、さらにそれを運用するところまで、ワンストップで支援しています。お客様のニーズはさまざまですので、コンサルティングによってアプローチを決めていくような、上流からご支援させていただくケースもあれば、機械学習システムの構築などシステム化が中心となるプロジェクトもあります。

また、2023年11月には、長年蓄積させてきた自然言語解析のナレッジをベースに、我々のチームで開発した、生成AIサービス『dailyAI』の提供も開始しました。お客様が日々の業務で生成AIを活用することで、生産性向上の実現に寄与していきたいと思います。

 

――田村さんと高橋さんは具体的にどのような業務を担当されているのでしょうか?

田村 私はいかにお客様のお役に立てるかを考え、その時々でチームの必要なところに入っていくのが私のスタイルなので、役割が何かを気にしたことはありません。

その結果、役割として多くなっているのは、提案やコンサルティング業務でしょうか。お客様の「これを実現したい」という要望に対して、具体化にどうシステムに落とし込んで提供できるかが、私としては一番の強みかなと思っています。基本的に話すことが大好きなので、お客様のところへ直接足を運ぶ機会も多く、新規案件の引き合いなどが出たときには、営業と連携しながら対応しています。一方でもちろん、エンジニアとして開発等の実務にも関わっています。

高橋 先ほども申し上げたように自然言語処理の領域が私の一番の強みなので、任される業務も言語処理の案件がメインです。仕事の進め方としては、今までは、先輩に指示を仰ぎつつ作業を進めることが多かったのですが、最近では大きな案件も任され、作業を進めながら全体管理も行うなど、少しずつ裁量が広がってきています。

 

――SBテクノロジーにおけるAI戦略についてお聞かせください。

岡村 直近では生成AIサービス『dailyAI』をサービスインさせていただき、急速に拡大している市場の中で、我々も日々挑戦を続けています。これまで何年にも渡ってAIビジネスをやってきていますが、まだまだ市場認知も含めて道半ばの状態です。ソフトバンクではグループ全体でAIに力を入れていますし、その中で我々も強みと独自のカラーをもって対応していきたいと考えています。

我々の強みは、データ利活用に向けてクラウドデータ基盤の設計から、収集したデータに対するAIアプローチ、そしてそれをお客様が運用できるようにするための支援と、一気通貫で対応できる点にあります。
また、会社の強みでもあるセキュリティや運用部隊の存在も大きく、お客様が安心してAIの適用やデータ利活用が行えるような体制がある点は、お客様からも高く評価いただけているのではないかと思います。

AI単体で考えるのではなく、お客様の課題・ニーズを正しく捉え、適切なアプローチによるDX推進を行うことが重要になります。

 

 

テレワーク主体の勤務形態だからこそ
気軽に話し合える雰囲気づくりを重視

――ここからは職場や働く環境についてお伺いします。現在のテレワークの状況や出社率はどのようになっているのでしょうか?

岡村 会社の制度として、テレワークとオフィスワークどちらを主体とするか選択できるようになっています。我々のチームは、ほとんどのメンバーがテレワーク主体で働いています。週に1回は顔を合わせて仕事をする機会をつくり、対面のコミュニケーションも大切にしています。前提として各々が柔軟に働くことができ、かつ最もパフォーマンスが出せる環境づくりを意識しているため、強制するようなことはありませんし、メンバーもその点満足しているのではないかと思います。

――テレワークが主体だとコミュニケーションに支障は?

高橋 うちのチームは、テレワークでもコミュニケーションは活発なほうだと思います。何か用件があるときはチャットですぐに話ができますし、上司や先輩方も必要に応じてすぐに相談に乗ってくれますから。

田村 私は信頼関係の構築/維持のために、適度なオフィスワークがあっても良いと感じています。チャットで「高橋さん、今ちょっといい?」と気軽に話しかけられるのは、そもそもそういう信頼関係が出来上がっているからなので、そういう意味でも週に一回くらいは顔を合わせてコミュニケーションを取っておくことが大事だと思うのです。

岡村 新卒にしても中途にしても新しいメンバーが加わったときは、まずはオフィスワーク主体で職場に馴染んでもらっています。それは田村さんが言ったように、ほぼ毎日誰かがいる中でコミュニケーションを取っていれば、その後テレワークに移行したときに、チャットで「今ちょっといいですか?」と気軽に話しかけられるようになるからです。

高橋 今年新入社員が入られて私がOJTを担当したのですが、例えばリモートによるミーティングのときにも、「何かわからないことや困っていることはない?」と積極的に話しかけるようにして、できるだけ早期の関係性構築を意識しました。私が入社したときもスムーズに溶け込めたので、今後も同じように迎え入れてあげたいですね。

 

――有給休暇は取りやすいですか? また残業時間はどのくらいでしょうか?

田村 有休は、ある程度調整が必要な場合もありますが、基本的に希望通りに取れます。一方、残業は人によってまちまちです。AI開発チームで言いますと、注目度が高い分野を担っているので、今は毎日忙しい状況です。ただ、過度に負担が生じないよう、基本的にはメンバー間でうまく分散させながら、できるだけ残業は抑えるように心掛けています。

 

――職場やチーム内の雰囲気はいかがですか?

高橋 上司や先輩に必要以上に気を遣ったり、話しづらいといった雰囲気はまったくなく、そういう意味ではとても風通しの良い職場だと思います。またAI開発チームだけでなく、他のチームのメンバーも接しやすい人が多いので、チーム間の連携もしやすいですね。

岡村 マネージャーの立場からしても、業務以外の余計なところに気を遣ってほしくないので、できるだけフラットな雰囲気づくりは心がけています。ただ、言うべきことは言わないといけませんし、ビジネスとして必要なことはやってもらわなければいけませんので、メリハリのある指導はしているつもりです。

一方で、一人ひとりが高い技術を持ったプロフェッショナルが集まったチームでもあるので、必要以上に干渉はせず、個々の持ち味が活かせるような自由度の高い職場づくりを目指しています。

 

 

社内外からの評価や信頼が
モチベーションアップへと繋がる

――皆さんは日々仕事を通じてどのようなことにやりがいや達成感を感じていらっしゃいますか?

岡村 マネージャーとしては、売り上げなど結果が伴い、それがしっかり評価されたときに達成感を感じますね。特に上司から「よくやったな」と褒められたりすると、モチベーションが高まりますし、純粋に嬉しいものです。

田村 主に3つのパターンがあって、1つはお客様から「次も頼むよ」「またよろしくね」と言っていただいたときです。これは継続していただけるという意味でもあるので、私はこの言葉を聞くために仕事をしているなと感じます。2つ目はチームのメンバーから「ちょっと手伝ってくれないか?」「助けてくれ」と言われたときです。やはり仲間からの信頼は内発的なモチベーションが一番上がります。

そして、3つ目は数値目標を達成したときです。数年前に『CogEra(コゲラ)』という自然言語処理技術を活用したアンケート分析ツールを私が開発して販売したことがあったのですが、設備投資の回収ができたときには大きな達成感を感じました。

『CogEra(コゲラ)』プレスリリース

 

高橋 私もお客様から評価されたときと、社内から評価されたときが最もやりがいを感じます。お客様からの評価という部分では、最近私が中心となって回す案件があったのですが、検証活動からシステム化、さらに実際の稼働まで、ひと通り対応が完了したときに、「これは使えるね。いい仕事をしてくれてありがとう」と言っていただき、貢献できてよかったと達成感を感じました。

一方、社内からの評価という部分では、法人DX技術本部全体での表彰制度があるのですが、今年6月と7月に連続で月間MVPを受賞させていただき、本当に嬉しかったです。オープンAIや言語処理系の需要や期待が高まっている中、自分のやった仕事を正当に評価していただき、大きな励みになりました。

 

 

チャレンジ精神のある前向きな人材や
時代の変化に適応できる柔軟な人材を求む

――このチームで活躍するためには、どのようなスキルや知識が必要でしょうか。部署として、もしくはチームとして、求める人材像をお聞かせください。

田村 AI開発はまだまだ新しい事業ですし、チーム自体も16人(2023年10月現在)しかいませんので、その意味ではベンチャーマインドや、「自分がやってやる」という気持ちを持った人のほうが活躍しやすいと思います。業界の中では我々は後発なので、やはりチャレンジ精神を持った前向きな人が理想でしょう。そしてもう一つ重要なのは、相手の気持ちを汲み取る力です。相手が何を考え、何を求めているのかを想像できないと、この仕事は務まらないと思います。

高橋 私たちのチームはベンチャーに近いので、しっかりと分業はされておらず、「私はこれだけやっていればいい」というわけにはいきません。例えば私の場合、言語処理という強みを一つ持っていますが、とはいえ、それ以外はやりたくないというスタンスでやっていたら、今の私はなかったと思います。「開発もやってみたい」「お客様の前で喋りたい」「部下の指導がしたい」など、色々なことに興味を持てる人のほうが仕事の幅が広がりますし、自分自身の専門性にも生きてくるはずです。

岡村 会社も市場もどんどん変わっていきますので、そういう変化にきちんと適応できる人材を求めています。それができる人ならどんな場所でも活躍できるでしょう。またAI開発の仕事だけではなく、SBテクノロジーという会社自体に興味を持ち、好きになってくれる方が理想ですね。特に新卒の場合、会社全体を見ていただき、その中で色々な業務を経験してもらったほうが、大きく成長できると思います。

 

――SBテクノロジーで働いてみたいと思っている方々にメッセージはございますか?

岡村 SBテクノロジーで働くことの魅力をひと言で表すなら、「自分の力で会社を成長させることができる」これに尽きると思います。特に我々のチームは、今まさに戦略の中心となるような事業を展開しているため、その面白さを存分に味わえるはずです。「会社を自分の力で大きく成長させたい。そして自分もそれ以上に成長したい。」という方、是非ご応募ください。

 

――最後にお一人ずつ、今後のキャリアプランや目標などをお聞かせください。

田村 私は具体的なキャリアプランは定めていません。とにかく必要とされる人材であり続けること、それが一番の目標です。そしてもう一つ個人的に目指しているのは、動詞化できるモノやサービスを作っていくこと。Googleの「ググる」がその代表例ですが、同じようにSBテクノロジーといえば「〇〇る」と連想できるような新しい何かを生み出して、会社のさらなる成長に貢献していきたいと思っています。

高橋 「言語処理関係の案件なら高橋!」と誰からも言っていただけるよう、今後も引き続き言語処理を軸にその専門性を磨いていきたいと思っています。同時にビジネス的な視点も養って、より幅広い範囲で活躍できる人材になっていきたいです。

岡村 現在はデータビジネスに関わっているので、その領域において社内外から評価していただくこと、それが直近の目標です。また私は入社以来、唯一無二のキャリアを歩んできましたので、引き続き、後輩たちの見本となるようなロールモデルを築いていけたらと思っています。今後も私にしかできないことをどんどん成し遂げて、会社の変革や成長に貢献していきたいです。

――本日は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました!

 

 

今回は、AI開発に携わる法人DX技術本部 DXソリューション技術部 第1グループの皆さんにお話を伺いました。部全体としての役割やミッション、それぞれの業務内容についての説明からはもちろん、実際のチームの雰囲気やテレワークの実施状況、休暇や残業についてなど働くうえで具体的なイメージをお伝えできていれば幸いです。

また、インタビュー時の皆さんの受け答えや最後のメッセージからも、新しいメンバーを温かく迎え入れてくれる雰囲気を感じました。AIというさらなる成長が期待されるテクノロジー分野で活躍したい、自身のさらなる成長を目指したいと思っている方は、ぜひご応募ください。

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