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ミッションは、企業価値の最大化。
経営に直接提言し、SBテクノロジーの魅力を伝えていく

人を知る

掲載日:2023/02/21

経営企画部 事業計画グループにてマネージャーを務める菅井太郎さん。予実分析や決算発表資料の作成、経営層への積極的な提案など幅広い領域で能力を発揮する、SBテクノロジーの未来を担うホープです。社内外で顔が広く、休日はゴルフやサウナなどアクティブに楽しむ菅井さんの前職は、大手企業の経営企画。転職前後の変化や、SBテクノロジーならではの仕事のやりがい、マネージャーとして気を付けていることや会社への想いなど、様々なテーマで話をしてもらいました。

転職に至った背景
経営企画として幅を広げるべく、大企業からSBテクノロジーへ

学生時代から経営やマーケティングに興味があり、将来は経営に携わりたいと漠然と考えていました。就職活動でもその想いを軸に、経営者を多数輩出する企業の経営企画部や、金融機関で中小法人を担当する営業など、とにかく経営に近い仕事を志望していましたね。そして念願が叶い、新卒で入社した企業では経営企画部に配属となったのです。誰もが知る企業の花形事業を担当し、事業計画や管理会計で経験を積みながら、入社7年が経つ頃にはマネジメントも一部任されるようになりました。

順調にキャリアを築く一方で、「このままでいいのだろうか」という想いもありました。大企業の経営企画の場合、一人ひとりの仕事範囲は比較的明確かつ限定的です。このまま事業計画や管理会計を極めるよりは、IRなど社外に目を向けた業務も経験したいと思うようになりました。また、ちょうど大きなプロジェクトが一段落し、新しいチャレンジがしやすい状況でもありました。

そこで入社8年が経つ頃、転職活動を始めたのです。業種にはこだわらず、経営企画で広く会社を見ていきました。埼玉県出身の私は生まれてからずっと関東を離れたことがなかったので、この機会に違う土地でガラっと環境を変えてみるのもいいなと、色んな可能性を探っていましたね。

そんな時に、趣味のマラソン仲間から「うちに来ないか」と熱心に声を掛けてもらったのです。その相手は、当時のSBテクノロジーの経営企画本部長でした。会社は違っても同じ経営企画畑ということで、仕事について相談をしていました。すると「SBテクノロジーの経営企画なら見る範囲も広いし、投資家対応の経験も積める」と聞き、仕事の幅が広げられそうだと強い興味が湧いたのです。また、私にとって「誰と働くのか」も重要な要素のひとつです。元経営企画本部長は尊敬できる人で、この人のもとで働きたいと思えました。成長できる仕事と、尊敬できる人がいる環境で働くべく、SBテクノロジーへの入社を決めたのです。

入社して感じたギャップと変化
投資家対応などを通して、視野が格段に広がった

「社外に目を向けた仕事にも挑戦したい」という希望は、すぐに実現しました。SBテクノロジーに転職して間もないころ、投資家とのミーティングに同行する機会があったのです。前職までは主に社内に目を向けて仕事をしており、社外の方に向けて話をする機会はあまり多くなかったので、とても新鮮でした。経営企画は社内にあるデータを分析して、課題を見出したり仮説を立てたりしています。しかし、投資家の方は私たちとは違って、1つの企業だけではなく業界や市場を幅広く見ていらっしゃるんです。

そのため、「他社は新しい事業をしている、SBテクノロジーがやらないのは機会損失ではないか」「市場としてはこういう動きがあるが、どう考えているのか」など、広い視野のもとでご指摘をいただきます。その視点は、社内のデータを見ているだけでは養うことはできません。経営企画として、様々な情報をキャッチアップせねばならないと、身の引き締まる想いでした。

現在のミッションは、自社内はもちろんグループ会社も含めた「企業価値の最大化」です。具体的な仕事内容としては、業績を上げるために意図を持って予算を立て、実績に照らし合わせた予実分析を行い、改善アクションを講じていきます。また、その業績を対外的に伝えるIRも担当しています。株式公開している企業の活動は、社内だけで終わるものではありません。立てた予算に対する結果を、責任を持って対外的に伝えることが必要です。考えてみれば当たり前のことですが、実際に経験して視野の広がりを感じています。

全社を見渡し対外的な業務も担当するようになってから、より一層世の中の動きに敏感になりました。前職ではセクションが細分化されていたため、業界全体のトレンドや技術に対して深い理解がなくとも、業務に支障はありませんでした。しかし今は、幅広く情報を収集し、対外的に伝える必要があります。例えばSBテクノロジーはセキュリティに力を入れているのですが、この分野は概念的で理解するのが難しいです。そこで、自分で努力して勉強することはもちろん、現場のエンジニアなど専門性の高い人にも話を聞いて、深掘りをしています。業務の幅を広げながら、深掘りをしていくことは難しさも感じますが、挑みがいも大きいですね。

仕事のやりがい
経営との距離が近く、直接提案ができる環境

IR業務の一環として、決算説明会向けの資料作成があります。入社して2年が経った頃には、この業務を上司から引き継ぎました。決算説明会向けの資料は単に業績を羅列するだけではなく、企業としてのビジョンや経営の想いを乗せて発表する対外的な資料です。たくさんの人の目に触れるものですから、責任は重大です。その分、会社の価値を最大化することに貢献できる手応えも感じています。

作成にあたっては、発信するメッセージや全体の構成、具体的な内容、見せ方に至るまで、社長と綿密に議論を重ねていきます。グループ会社を含めた各事業のトピックの収集、市場全体の動きを踏まえた自社の立ち位置の分析、投資家からの声などを踏まえ、会社の“色”をしっかりと出した資料を作成することは容易なことではありません。それでも、議論を重ねて「これなら大丈夫だな」と社長に言ってもらえた時、これ以上ない達成感を味わいました。

命じられた仕事をこなすのではなく、自分の意志を持って動くことができる環境が、SBテクノロジーにはあります。私自身が「こうしたらどうか」と社長に直接提言し、それが取り入れられることも珍しくありません。例えば、これまでSBテクノロジーが実施したことのなかった投資家向けのスモールミーティングを提案したところ、すぐ「やってみよう」となり、社長も出席し開催することができました。他にも、海外投資家向けのカンファレンスに出たいという話をしたところ、副社長とともに参加し海外投資家に対して十分なアピールをすることができました。経営との距離が、本当に近いですね。

もちろん、その分緊張感もありますし、提案にあたっては様々なシミュレーションを重ねて準備をしていくことが必要です。しかし、会社として実施するメリットをしっかりと伝えることができれば、経営陣が自らフットワーク軽く動いてくれます。これは、経営企画部に限ったことではありません。あらゆる部門で社員の声に耳を傾けてくれるSBテクノロジーでは、「会社をこうしたい」という強い想いがあり、それを行動に移すことができる人が存分に力を発揮できると思います。

マネージャーとして意識していること
部下の成長のために、一人ひとりの個性に向き合う

現在、経営企画部 事業計画グループのマネージャーとして部下のマネジメントも担当しています。前職でもマネジメントを少し経験していましたが、SBテクノロジーに入社してからマネジメントの基礎を学び直すことができました。そのきっかけは、初級マネジメント研修です。そこで、「フィードバック」の認識がずれていたことに気が付きました。以前の私は、部下が出した結果にフォーカスしてコメントしていましたが、本来フィードバックとはプロセスを含めて振り返ることで部下の成長を後押しするものです。研修を受講後は、課題の立て方やスケジュールの設定の仕方、人の巻き込み方などプロセスを評価しながら、気付きを与えられるようなスタイルに変わりました。

部下の育成にあたっては、スキルを高めて成長して欲しいという想いはもちろんあります。ただ、「成長」には幅と深さがあります。成長の分岐点にあたって、新しいことを任せるのか、より難しいことを任せるのがいいのか、その選択にはいつも悩みますね。私自身、転職をする時には「管理会計だけではなくIRにも幅を広げたい」と考えていましたが、幅を広げるなかで深掘りする部分も作り、自分なりの強みを作ったからこそ、色んな仕事を任されるようになったと思います。

しかし、誰もが同じようなプロセスで成長するのかというと、そうではありません。一人ひとりの個性や希望に向き合いながら、その人に合った成長の機会を考え、「この分野ならこの人」といった強みを形成できるよう、マネジメントとして気を付けていきたいです。

また、私自身は社内の色んな人と繋がりを持ち、「困ったことがあっても、菅井に相談すれば助けてくれる」と認識してもらえるように努めています。企業価値の最大化というミッションのためには、自組織だけではなく事業全体がスムーズに動けるよう、仕事の取りこぼしを拾うことも大切です。そこで、社内の優秀な人たちがどこにいるのかを知り、その人たちの力を借りることができるようにしています。すると、誰かから相談を受けた時に「この課題なら、あの部署のあの人が詳しいので紹介します」と、社内のリソースを有機的につなげる手助けができるのです。自身が答えを持たずとも、答えを持っている人を知っていることも、経営企画として持つべきスキルだと思います。

SBテクノロジーには成長意欲のある社員が多く働いていますし、誰に何を聞いても嫌な顔をせず快く答えてくれます。実は入社して一番驚いたのは、そうした「人に向き合う姿勢」でした。人事も社員の成長や働きやすさに常に心を砕いている印象がありますね。

今後の目標
会社の“色”を、もっと対外的にアピールしたい

これからも、企業価値の最大化というミッションを実現すべく、力を尽くしていきます。直近の目標としては、IRで「SBテクノロジーといえばこれ」と言えるような会社の“色”をしっかりと打出し、対外的にアピールをしていきたいですね。そのためには、決算説明の資料作成段階ではなく、戦略立案の段階から会社の方向性について提案をしながら、数字に落としてPDCAを回していくことが必要です。まだ私の中でそのプロセスが満足いく形になっていないため、突き詰めていこうと思っています。

この目標を実現するためには、人を巻き込む力が不可欠です。1人でできることは限られています。そして、色々なことを考えても、それを実行するにはやはり権限を持っていなければできません。その点でもどかしく思うこともあります。会社をもっと良くするために、もう一段成長して意思決定の権限のあるポジションを目指したいですね。

「会社をこうしたい」「こんなことを成し遂げたい」という意志や行動力のある人、自分の強みを形成して磨きをかけたいという人の想いに応える風土や職場環境が、SBテクノロジーにはあります。命じられた仕事だけをこなすよりも、ずっと面白いですよ。

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