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未来は伝えることで形になる。
若手PMが貫いた成長への真っ直ぐな「意思」

人を知る

SBテクノロジーに入社するまで、二次請けがメインのシステム開発企業で働いていたという北野勇治さん。「もっと顧客の顔が見える仕事をしたい」「もっと上流でプロジェクトやチームの土台からつくっていきたい」という思いから、2021年にSBTの一員となりました。すると、これまで溜めこんできた想いがあふれ出すようにめきめきと頭角を現し、入社からわずか半年でさまざまなプロジェクトのPMを任されるように。

そんなSBTでの1年間を、「サポート体制が整っていたから、やりたいことにひたむきになれた」と振り返る北野さんに、SBTでキャリアアップするために必要なことやワークライフバランスについて伺いました。

仕事内容
若手PL/PM・北野さんの手がける仕事

私はいま、PL・PMとして親会社であるソフトバンク様の物流系システムの保守開発を担当しています。

私たちの顧客=親会社です。意思の疎通や調整はしやすいものの、ステークホルダーが多いため一筋縄ではいかないことも多々あります。カウンター先は、親会社の商品や備品を管理する部署や販売に関する施策を考える部署など関係する部署が多く、また当社はプライムであるため数多くのパートナー企業と一緒に開発を進めるため、プライムとして開発の責任を担う私たちが手がける仕事の領域は、かなり広範囲にわたるからです。

担当する業務はプロジェクトマネージメントですが、お客様とパートナー企業様との双方とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを推進させるために、自分でも実際に開発者としても手を動かしながらステークホルダーに働きかける、いわばプレイングPM。たとえば、いま動いているシステムに対して改修を加えるプロジェクトであれば、お客さまから要望を聞いた上で、実際にソースを確認して要件定義を行いイシューリストをつくる。またPM的な役回りとしては、スケジュールを確認しながら「何か困りごとはないか」こまめにメンバーに声をかけたり、チームやクライアントとの協力関係をしっかり築くことも、私たちの大切な仕事ですね。

入社した理由
お客さまの喜びを、もっと近くで感じたい

前職は金融系の二次請けのシステム開発会社で、そこでもPLとして仕事をしてきました。しかし二次請けの環境では、お客さまが望んでいることや施策に対するフィードバックが直接聞けないうえに、プロジェクトを進めていくうちに出てくる予算やスケジュールなどの急な課題にもすぐに対処できないことが多くて。そういった身動きが取りづらい環境にフラストレーションを感じて、着実にPMを目指せるプライム案件がメインの会社へ転職を考えるようになったんです。

会社を選ぶうえで大切にしていたのは、「スピード感」と「対話の姿勢」です。一次請けのSIerにもさまざまな規模がありますが、その中でも中堅に位置するSBTに魅力を感じたのは、ほかの会社には感じなかった「コミュニケーションの取りやすさ」があったから。説明会での話もわかりやすく、現場のリーダーと面談させていただいたときにも、「これまでどういう経験をして、どういう考えで仕事をしているのか」というお話をざっくばらんにさせていただきました。

私は学生時代から、ものごとを俯瞰して見て課題を洗い出したり、その解決方法を考えることが得意でした。リーダーとして組織をけん引し、みんなに喜んでもらう経験も、そのころから積み重ねてきましたし、前職では顧客の要望に応えるだけでなくプラスαの提案を開発に反映したことで、システムを使っている方々から感謝の言葉をもらい、それがさらなる受注につながったこともありました。

そういった自分の成功体験をお話しし、「顧客やユーザから提示される要件を鵜呑みにするのではなく、しっかりと自分の頭で考えより良いものをつくることでお客さまに貢献し、喜んでもらいたい」という仕事に対する想いを伝えところ、面談をしてくれたリーダーからも具体的で熱のこもった経験談を語っていただけたんですよね。仕事への向き合い方や自分自身の想いとの共通点を感じられ、自分がSBTで仕事をするイメージがリアルに浮かびました。

SBTで実感した成長
仕事のやりがいもキャリアアップも、必要なことは「本人の意思」だけ

前職は、金融業界でシステムに理解のあるお客さまがそれほど多くなく、非常に保守的な環境でした。反対にSBTは会社自体がかなりオープンで柔軟性があり、どんどん変わっていこうとする姿勢によく驚かされています。

でも、そのフレキシブルさもそうですが、SBTは対応にかなりのスピード感が求められることもあって、プロジェクトやチームのルールが定まりにくい部分もあるんですね。お客さまに高品質なシステムを提供するためにも、堅実に仕事を進めていた前職の経験を活かして、安心できるルールやスコープづくりを心がけています。

ただ、自分がいま関わっているお客さまやベンダーさんは、もともと長く物流を担当されてきた方々です。その中に新参者である私が飛び込んでいくわけですから、そのようなルールづくりや改善の提案をする場合には、チームが同じ方向を目指せるように、みなさんの話をよくよく聞いた上で、抱えている課題の根本的な原因をいっしょに探っていくことを意識しています。

上長も常にサポートやアドバイスはしてくれますが、仕事のやり方や進め方については余白があるのもSBTの特徴です。自分がこれまで培ってきた経験や信頼関係によって、仕事の完成度が高まっていくことにやりがいを感じますし、社員それぞれの仕事に対するスタンスや工夫に自由があることに、個人の意思を尊重してくれる姿勢を感じますね。

またSBTは本人が望めば、20代でもPMになれる会社です。私の場合、入社して半年でPMの仕事を任されるようになりました。もちろんタイミングの問題もありますが、「希望を出したからにはそれに見合う実力をつけよう」とPMの先輩たちに過去の事例をヒアリングしたり、実用書から学んだことを積極的に実践したりと、毎日コツコツと努力をしていたことを、しっかり見ていただいていたからこそ、「任せても大丈夫」と判断されたのだと思います。責任が大きくなるとプレッシャーも大きくなるものですが、先輩や上長に相談しながら進められるサポート体制がしっかり整っていますし、同年代の社員も多いのでちょっとした相談もしやすく、不安やプレッシャーに押しつぶされるようなこともありませんでした。

ただ、SBTは大きなグループ会社の一員ということもあって中堅にしてはかなり安定した企業ですが、ベンチャー的な厳しさも持ち合わせています。だから、何もせずにただ待っているだけで誰かが助けてくれるような甘いことはありませんし、キャリアアップできるかどうかも、本人次第。「自分がどうしたいかを強く持って行動できるか」が大きなポイントになると思います。

とはいえ、みなさん面倒見のいい方ばかりなので、ほったらかしにされるというわけじゃないですよ(笑)。相談すれば計画的にキャリアステップを進めることができますし、仮に自分が考えているペースに対して実力が伴っていない場合には、どうやってギャップを埋めて力をつけていくか上長がいっしょに考えてくれます。意思を持って能動的に動くからこそ、組織のサポート力もさらに発揮されていくのだと思います。

ライフワークバランスとウェルビーイング
オンもオフも評価も、自分の想いを伝えることができる

先ほど「キャリアアップは本人の意思を伝えることが大事」という話をしましたが、SBTではMBOやコア能力評価では自己評価=自分の想いを上司に伝えることができる。その評価に対して上司と認識合わせをしたうえで、最終的な評価が上司からフィードバックされる際に、双方の評価に対する認識を合わせていく。このように、明確に理由や基準を伝えてくれる評価制度があるので、評価に納得がいかなかったことがありません。会社からの評価に対しストレスを感じないというのは、なかなかないことだと思いますね。

SBTはいわゆるワークライフバランスも、ほかのSIer系企業に比べかなり取りやすいと感じます。私自身、この1年はひたすら仕事にまい進していたので、ずっと忙しい日々を過ごしていましたが、それでも残業はあっても無理をしすぎることはありませんでした。これは残業に関する基準がしっかりと設けられているためです。チーム内で稼働状況を管理し、見込みの残業時間が月45時間を超えそうであれば調整をする体制が整えられているんです。

また、有給も取らなければいけない仕組みになっているので、休日もしっかり確保できています。ちなみに休みは音楽を聴いたり、映画を観てリラックスしています。先日はGWをつなげて9連休をとり、音楽フェスでだいぶリフレッシュしてきました(笑)。オンとオフで時間のコントロールができているという感覚があるから、メリハリをつけて仕事にも打ち込めますね。

現状の課題とこれからの挑戦
SBTの制度や文化を糧に、より大きく成長する

これからのSBTに期待することは、もっと会社のことを社内で共有できるような仕組みづくりでしょうか。SBTには中途入社の方が多いので、企業文化や制度を把握できてない人が多い印象があります。私自身まだ把握しきれてないんですが(笑)、せっかくいい制度があるので、実際にどういう人がどんなタイミングでどういう制度を使っているかなど、先輩方とコミュニケーションを取れるようなかたちで知ることができるといいなと思いますね。

個人の展望としては、現在プロジェクトマネジメントの認定資格「PMP®」の取得を目指しています。PMP®の勉強をするということは、PMBOKをはじめプロジェクトマネジメントに必要な多様な知識をしっかり身につける、ということ。私はいま、これから経験を積んでいこうという段階ですが、現在はキャンペーンもあり資格取得にかかる20万円ほどの費用を会社が負担してくれますし、研修制度もあるため、気負い過ぎずにチャレンジできる環境があります。このような会社の制度も利用しながら、これからもいろんなプロジェクトに参画し、PMとして成長していきたいと考えています。

今後PL・PMとしていろんな経験を積みたいという方には、ほとんどがプライム案件で多様なプロジェクトを行うSBTは向いていると思います。「自分がやりたいこと」をしっかり持っているのであれば、悩んでいるなんてもったいない。SBTにはチャレンジできるフィールドがたくさんありますし、成長できる機会にあふれています。もし以前の私のようにくすぶっている方がいたら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出していただければと思います。

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