掲載日:2024/06/03
SBテクノロジーは、東京をはじめ、仙台、富山、名古屋、大阪、福岡と全国に事業所を展開。各事業所では豊富な開発実績とノウハウを持ちながら、それぞれの特色を活かした独自の活動をしています。そこで本企画では、人事の採用担当 が現地を訪問して、取材を敢行。今回は大阪オフィスにお邪魔し、今井マネージャー にお話を伺いました。
Microsoft 365導入支援を柱に、地場のお客様へサービスを提供
――まずは今井さんご自身の経歴・担当業務と、大阪オフィスについてご紹介ください。
今井 私は2015年にSBテクノロジーに入社し、これまで主にMicrosoft 365導入のSI に携わってきました。また3年前からは、大阪オフィスでの技術部門の責任者としてマネジメント業務にも従事しています。大阪オフィスは、2013年頃からMicrosoft 365やMicrosoft Azureの導入・運用支援サービスを開始し、2018年くらいまではその導入プロジェクトをメインに手掛けてきた、クラウドサービスを得意とする組織です 。現在スタッフの数はエンジニア13名、外部のパートナーが約30名の合計40数名にのぼり、 お客様からのさまざまなニーズやご要望にお応えすべく、製販一体となって日々奮闘しております。
――割合としては、やはり関西エリアや大阪の案件が多いのでしょうか?
今井 そうですね。9割くらいが大阪の地場の案件で占めています。ただ必要に応じて、東京オフィスで受けた案件をプリセールスから引き継ぐこともあり、特にコロナ以降は、働く場所に制限がなくなったことから、大阪からリモートで東京のお客様をご支援させていただく機会も増えました。
――大阪のマーケットにおいてSBテクノロジーの認知度はいかがしょうか?
今井 クラウド領域においては広く知られていると思います。ただし、競合優位性という観点では、SBテクノロジーの特徴や強みはまだまだ認知されていない部分も多いため、会社紹介やご提案の中に盛り込みながら地道にご説明させていただいております。
――そうした中、大阪にオフィスを構えていることのメリットは?
今井 我々が東京のお客様をご支援するように、東京の他のSIer が関西のお客様からオファーを受けて業務を請け負うケースもありますが、何かトラブルが起こったときにすぐに現場に駆けつけてほしいという要望をいただくケースもありますので、 大阪にオフィスを構えて臨機応変に対応できるという点は大きな強みになっていると思います。
チームワークの維持・向上のために、リモート下のコミュニケーションを活性化
――スタッフの平均年齢や男女比を教えてください。また皆さんはやはり大阪・関西出身の方が多いのでしょうか?
今井 平均年齢は39歳くらいで、年齢構成的にもそのあたりに集中しています。 男女比は9対1と、男性が多いです。出身に関しては、基本的に大阪オフィス独自で採用活動を行っているため、大阪、兵庫、京都、奈良といった関西圏出身者が多いですね。また通勤時間も平均1時間以内と、皆さん割と近場に住んでいる印象です。
――残業や有休取得の状況はいかがですか?
今井 残業時間に関しては、 忙しい時期にはどうしても膨らんでしまうことはあるのですが、全社平均よりは少ないですし、一人あたりの業務負荷もあまり掛かっていないと思います。また有給休暇取得率も高く、半休やフレックスも含めて、自分の業務の進捗状況を見ながら自由に休みが取れるようになっています。
――続いて、働く環境についてお伺いします。オフィスはどのような立地にあり、またどのような雰囲気でしょうか?
今井 JR大阪駅直結のビルに入っており、アクセスは抜群です。周辺にはお店も数多くあるので、ランチはもちろん、仕事帰りの食事や飲み会などでも困ることはありません。また弊社の入居しているビルは比較的新しいため、オフィスもとてもきれいで気持ちよく仕事ができます。さらに27階ということもあり、大きな窓からは大阪市街が一望でき、特に夜景は絶景。夏には天神の花火や淀川の花火も見えます。
――本当にきれいで開放的なオフィスですね。見渡したところ、出社されている方はそれほど多くないようですが、最近はリモートワークが中心なのでしょうか?
今井 最近はほとんどのメンバーがリモートワークにシフトしており、出社ベースの方は数える程度です。そのため以前と比べるとコミュニケーションは取りにくくなってしまいましたが、その点は色々と工夫しています。例えば、月に1回出社日を決めて、全体ミーティングを実施。業務やグループの垣根を越えて、みんなで話す場を設けています。また、営業担当も含めて全員が同じチャットを利用できるようにし、レビュー・承認フローからファイルの共有まで、業務の流れをすべて可視化。加えて、チームごとに小さなチャットグループも作り、さまざまな情報を流してお互いに共有するなど、コミュニケーションの活性化を図っています。
――職場の人間関係はいかがですか? 仕事終わりに皆さんで飲みに行くことや、休日にレクリエーションを行うことなどはあるのでしょうか?
今井 和気あいあいとした雰囲気で、特に年齢の近いメンバー同士は一緒に食事に行ったり飲み会を開いたりすることも多いです。職場全体としては、コロナ以降なかなか全員が集まる機会もなかったのですが、昨年暮れに3年ぶりに忘年会を開くことができました。またその他にもコロナ以前はパートナーさんを含めたみんなで近隣のキャンプ場に出かけてバーベキューもやりましたし、最近は職場の一部のメンバーの中で麻雀が流行っており、そうしたメンバーが月に1回集まって麻雀大会も開いています。
――大阪オフィスならではの取り組みや施策などはありますか?
今井 約2年前に大阪オフィス単独でPMO(Project Management Office)を立ち上げました。現在、PMO担当者を部門内に配置し、クオリティゲートの策定や提案書レビューの標準化などさまざまな仕組みづくりを進めています。すでにプロジェクトの効率化など成果も出始めていることから、会社側から高く評価され、今後はこの取り組みを横展開していきたいという話もでています。
裁量権が大きいフラットな組織なので、手を挙げれば何でもチャレンジできる
――大阪オフィスで働く今井さんが感じるSBテクノロジーの魅力とは一体何ですか?
今井 個々の裁量が大きく、いろいろなことにチャレンジできるのが一番の魅力でしょう。例えば他社の場合、序列があってなかなか自分のやりたいことがやれないケースもあると思いますが、SBテクノロジーは役職に関係なく、積極的に手を挙げれば挑戦させてもらえますし、そういう人をフォローする体制も整っているので、意欲のある人はどんどん活躍できると思います。またお客様には大企業も多いため、それだけプロジェクトの規模感も大きく、日々やりがいを感じながら仕事をすることができます。
――では大阪オフィスならではの魅力はありますか?
今井 さきほど裁量が大きいという話をしましたが、特に大阪オフィスは少人数のため、それが顕著で自由度も高いです。例えば、事務的な仕事なども自分たちでやらなければならず、裏を返せば、それだけ多様な業務を経験する機会が与えられます。私自身、マネージャーとして非常に多岐にわたるタスクを任せていただいていますが、自分の裁量でいろいろなことが経験できるため、より一層、幅広い知識やスキルを身につけることができました。また当社はソフトバンクグループですので、グループ会社の案件もありますが、大阪オフィスは外販が中心で、様々な業界・業種の仕事を経験できるというメリットもあります。
新しい技術に対する習得意欲の高い人材や幅広い業務知識を持った人材を求める
――求める人材像についてもお伺いします。まずはマインドセットの観点でどのような人と一緒に働きたいと思われますか?
今井 やはり関西という土地に熱い思い入れがあって、自分の技術や知見で関西のお客様に貢献したいと思っている方、そしてそういう思いを実際の活動に紐づけられる方と一緒に働きたいですね。また弊社は権限を含めてある程度柔軟に対応できるので、こちらからの指示を待たずとも能動的に動いて、お客様にどんどん提案するくらいのバイタリティのある方はとても魅力的に感じます。
――技術的な観点ではいかがでしょうか?
今井 SBテクノロジー=技術の会社ですので、技術面でも当然多くのことを期待します。組織のバランスの中では現状どうしてもパートナーさんに作業をお任せし、我々プロパー社員はプロジェクト管理を行うシーンが多いのですが、やはり強い組織を作っていくためには、大阪オフィスの中にも技術力を蓄積していくことが重要です。そういう意味では、第一に求めるのは即戦力の方。プロジェクトマネジメントの経験がある方はもちろん、Microsoft 365系のスペシャリストの方も歓迎いたします。また我々としては最大の強みであるMicrosoft 365だけではなく、今後はServiceNowやSnowflakeなど別の領域にもサービスを広げていきたいと考えておりますので、現状の技術だけにこだわらず、新しい波に積極的に乗っていけるような方も求めています。
――即戦力という意味では幅広い知識や知見も求められますよね。
今井 おっしゃる通りです。知識もなく、お客様の要件だけを聞いて作るのと、お客様の業務をしっかり理解したうえで作るのとでは、完成度が違ってきます。最初にこちらからも踏み込んだご提案をするためには、やはりお客様の業務に対する理解が不可欠な要素になってきますので、幅広い知識を持っている方は、それだけで大きな強みになるでしょう。そういう意味では、お客様のより本質的な課題解決に向けて、特定技術領域に限定することなく、業務コンサルタントの経験者なども大歓迎です。
――即戦力を求めている一方で、比較的経験の浅い若い人材も積極的に採用する意向があるようですが、そういう若手層に対しては何を期待していますか?
今井 Microsoft 365はもちろんのこと、さきほど触れたServiceNowやSnowflake等にも興味を持ち、なおかつ技術を習得する意欲のある若手なら、我々の目線と合うでしょう。また我々が今後強化したいと考えている、クラウド基盤をベースとしたアプリケーション開発に興味がある方も歓迎したいですね。いずれにせよ今以上に関西の地盤を強固にしていくためには、20代の若い力が欠かせません。ぜひとも我々の組織に加わっていただき、下からミドル層をどんどん突き上げてくれることを期待しています。
――最後に大阪オフィスの今後の目標やビジョンをお聞かせください。
今井 繰り返しになりますが、我々の強みであるMicrosoft 365に関しては一定の成果を上げることができているので、今後の目標としては、次なるソリューションを探し出し、技術を習得しながら、1日も早くお客様に提供できる形に持っていきたいと考えています。また長期的には、未来の大阪オフィスを支えてくれる若手の採用・育成にも力を注いでいきたいと思っています。
――大阪オフィスの更なる飛躍を期待しています。本日はありがとうございました!
技術部門の今井マネージャー(左)と、営業部門を取り纏める今若さん(右)。
この二人がタッグを組み、大阪オフィスでも製販一体で取り組んでいる。