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活躍できる人材を継続的に育成するために
PM・PE室を通じて成長の標準化・効率化に取り組む

コラム

掲載日:2024/03/28

今回ご紹介するPM・PE室(PMはプロジェクトマネージャーの略、以下PM。PEはプロフェッショナルエンジニアの略、以下PE。)は、SBテクノロジーのなかで先駆けて若手育成のための専門組織として2023年に法人DX技術本部内に立ち上げられました。当組織には同本部内の入社1~3年目の若手社員が所属し、ベテラン社員の指導・サポートのもと、現場ですぐに活かせる、エンジニアに必要不可欠な知識・技術・心構えなどを日々学んでいます。

そこで本記事では、PM・PE室の小山室長と、ベテラン社員の杉浦さん、若手社員の原さんに登場いただき、それぞれの業務内容や仕事のやりがい、SBテクノロジーの魅力、求める人材像などを語っていただきました。

キャリア形成に対する裁量が大きく、
やりたいことにチャレンジできる環境がある

――まずは入社に至るまでの簡単な経歴と入社した理由をお聞かせください。

小山 私は2013年に中途採用で入社しました。前職では中規模のIT企業でプログラマーを皮切りに、システムエンジニア、リーダー職と着実にステップアップしながら、幅広い業務を経験しました。そうした中、前職である案件に関わった際に偶然お会いしたSBテクノロジーの担当者が印象に残っていたため、それが転職活動をはじめてSBテクノロジーへ興味をもったきっかけになりました。また、面接で話を聞くなかで、この会社ならきっと裁量を持って大きな仕事ができるはず。これまで自分が経験してこなかった成長領域にチャレンジしてみたい。そんな思いから入社を決めた次第です。

杉浦 私も中途採用で2008年に入社しました。SBテクノロジーで3社目になります。学生時代にITや情報通信を学び、インターネットが身近になった90年代に新卒でソフトハウスに入社。以来ずっと技術畑を歩んできました。そうした中、ふと新しいことにチャレンジしたいと思い立ち、人材紹介会社にエントリーしたところ、何社か候補を挙げていただいた中にSBテクノロジーがありました。この会社で働きたいと思った一番の決め手は、やはり自分に対する期待感を感じたことです。役員面接では「即戦力として期待している」という言葉を繰り返し掛けていただき、本当に自分を求めてくれているという熱意が伝わりました。また役員の方をはじめ、皆さん話しやすい雰囲気を作ってくださり、風通しの良さも感じました。

原 私は2022年に新卒で入社しました。学生時代は経営学科に所属し、組織論やリーダーシップ論などを学んでいたのですが、一方でプログラミングやITの世界にも興味があり、就職先は主にIT企業に絞っていました。そうした中、SBテクノロジーを選んだ決め手は、とても幅広い業界のお客様を支援している点です。ITという手段を通じて、色々な業界のことを学べるのが魅力的に感じました。そしてもう一つ大きな決め手となったのは、成長を後押ししてくれる社風です。例えば、ミッショングレード制度やMBO制度などがあり、若いうちからどんどん挑戦できる環境が整っているところに惹かれました。

――SBテクノロジーに入社してどのような印象を持たれましたか?

小山キャリアに対する裁量が大きい点は、素晴らしいと思いました。会社から一方的に立場を押し付けられることはほぼ無く、自身の研鑽や計画に基づいて歩むことができるのは大きな魅力でしょう。私自身も色々と思うところがあり6年前にエンジニアからマネジメントに舵を切ったのですが、自分の意志でキャリアを選び、新たなチャレンジをさせてもらえたことには非常に感謝していています。

杉浦 入社後すぐにお客様のところへ訪問し、プロジェクトに参加させていただくなど、本当に即戦力として迎えていただき嬉しかったですね。今も実感しているのは、どんなことでもチャレンジさせてくれること。お客様と密にコミュニケーションを取りつつ、どんどん新しい提案をさせていただきました。ときには失敗することもありますが、きちんとフォローもしてもらえるので安心してチャレンジし続けられます。そういう意味では、受け身でいるとなかなか成長できない環境だと思いますね。

原 成長を後押ししてくれる社風という部分では、思った通りでした。入社時点で全くの未経験だったのですが、研修を通じて基本から丁寧に指導していただき、また部署に配属されてからも実際の案件に入る際は、先輩方が私の力量をあらかじめ理解した上で一緒に画面を見ながら作業してくださるなど、早期に仕事やチームに馴染むことができました。



教わる側と教える側が有機的に混ざり合い
世代交代を繰り返しながら成長していく

――皆様が所属されている法人DX技術本部は、どのような役割やミッションを担っておられるのでしょうか?

小山 法人DX技術本部は、お客様のデジタルトランスフォーメーションを推進するために、様々なソリューションを活用して、お客様の課題解決に当たる部署です。

――その中でPM・PE室とは、どのような位置づけの組織なのでしょうか?

小山 PM・PE室は約1年前に立ち上がった、まだまだ新しい組織です。立ち上げの背景としては、PM人材が不足していることから、PMの組織化や育成により一人ひとりのエンジニアのケイパビリティを向上させる必要があったことが挙げられます。また入社1~3年目の若手人材をプロフェッショナルなエンジニアに育てる人材層が不足しており、育成の施策強化が必要であったことが挙げられます。新卒のポテンシャル採用を強化していることから、社内での育成が大きな課題です。しかしOJTを中心に現場任せにし過ぎてしまうと、現場のエンジニアの負担が増えてしまうため、PM・PE室が基礎的なエンジニア教育や技術教育を担う形となっています。つまり位置づけとしては、法人DX技術本部の各現場に対して、成長した人材を送り出す組織と言えるでしょう。

――組織の構成および活動内容について教えてください。

小山 現在、1~3年目の若手層が12名、ベテラン層が4名の計16名が所属しています。基本的に法人DX技術本部に配属される新人は、早い段階でPM・PE室にも加わり、案件に関わりながら、ITスキル、ビジネススキル、プロジェクト管理スキルなどをインプットしていきます。さらに2~3年目になったら、今度は後輩の新入社員を指導するという、まさに教わる側と教える側がミックスされたような若手層の構成になっており、ローテーションや世代交代を繰り返しながら育成を図っていくのが特徴です。

――育成とは具体的にどのようなことをされるのでしょうか?

小山 主にベテラン層が指導役となり、技術演習や勉強会、定期的な報告会を開催する、個別に業務フォローを行うなど、対集団と対個人の両面から施策を講じています。また育成においては仕事に対する責任や品質に関する意識付け、業務作業の習慣付けなどを重視しています。


若手にとって頼りがいのある先輩が多く、
遠慮せずに相談できる雰囲気がある

――お一人ずつ、担当している業務についてお聞かせください。

小山 私の場合、まずは法人DX技術本部のマネージャー職として、各メンバーと対話をしたり、ケアをしたり、キャリアプランを立てたりする一方で、PM・PE室の室長としては、組織の運営戦略や育成施策の策定等に当たっています。

杉浦 私は普段は法人DX技術本部のエンジニア、またコンサルタントとして、特定のお客様に向けてプロダクト開発やサービス開発の支援を行っています。他方でPM・PE室のメンバーとしては、若手の育成・指導を担当。普段お客様に近いところで仕事をしている立場から、今お客様は何を求めているのか、現場で何が起きているのかなどを伝えながら、ときには勉強会を開催し、個別にアドバイスやフィードバックをするなどして、若手の成長をサポートしています。

原 私は入社してから現在まで、グループ会社向けの案件など主に3つのプロジェクトに関わってきました。それぞれエンジニアとして開発やテスト支援に関わったり、PM補佐としてプロジェクトの管理を担当したり、3名によるチームのリーダーを任されたりと、この2年間でさまざまな業務を経験しました。またPM・PE室のメンバーとしては、先輩方からご指導いただくと同時に、最近ではOJTトレーナーや勉強会などを通じて後輩の指導にも当たっています。自分が1年前に学んだことを改めて言語化して伝えれば、自分自身の復習にもなりますし、後輩が直面している課題を一緒に悩んで解決すれば、新たな学びにもなりますので、そういう意味では、PM・PE室は若手同士で学び合える場所としても機能していると感じます。

――日々の仕事の中でやりがいを感じるのはどんなときですか?

杉浦 法人DX技術本部の仕事としては、支援しているお客様のビジネスがうまく軌道に乗ったとき、プロジェクトがスムーズに進んでいくのを目の当たりにしたときが嬉しいです。特に私の場合、担当しているお客様の規模が大きく、ステークホルダーの数も多いため、そういう中で要望や優先順位をうまく取りまとめて、次のステップに進めることができたときは達成感があります。一方、PM・PE室の役割としては、やはり若手の成長を見るのが何よりのやりがいです。例えば先月はできなかったことが今月はできるようになった姿を見かけたとき、また半期の振り返りで非常に素晴らしい発表をしてくれたときなどは本当に感動しました。若手の成長は、我々ベテラン層にとっても刺激や気づきになることが少なくありません。

原 まだまだ学ぶことばかりですが、知識の面でも技術の面でも、一つひとつ身についたと感じる瞬間が、やりがいに繋がっています。ミーティングも当初はなかなか自分の思い通りに発言できなかったのですが、必ず1回は発言しようと決めて頑張っているうちに、だんだんうまく話せるようになってきました。そういう風に目に見えて成果を感じることができると嬉しいです。

――実際に働いてみて、どんなところにSBテクノロジーの魅力を感じますか?

原 キャリアを自分の裁量で切り開いていくことができますし、迷ったときにはキャリアビジョンを一緒に考えてくれる制度や風土もあります。またその他にも、壁にぶつかったときや課題感を持っているときなどに、親身に相談に乗ってくれる方が多いです。特にPM・PE室は若手を育てる部署ということもあり、遠慮せずにどんどん相談できる雰囲気があります。

さらに働きやすい環境もとても気に入っています。テレワークやフレックスタイムで柔軟な働き方ができますし、会社全体で有給休暇の取得を奨励するなど休みが取りやすいのも嬉しい点です。加えて、人がいい会社だなとも実感しています。真面目な人、おとなしい人、勢いのある人、新しい発想ができる人など、とにかく色々なキャラクター・タイプの方々が揃っていて、毎日刺激をもらいながら楽しく仕事ができています。



教臨機応変に新しいことを身につける人ほど
活躍の場がどんどん広がる

――SBテクノロジーで活躍するためには、どのようなスキルや知識が必要でしょうか? 求める人材像をお聞かせください。

小山 我々が期待しているのは、現状に甘んじることなく、自律的に成長しようとするマインドです。そういう人材は間違いなく活躍すると思いますし、周りを巻き込んで組織全体を成長させることもできるでしょう。一方、スキルセットに関しては、プログラミングやソリューションのようなITスキルだけではなく、高い品質の確保やスケジュールを守るような面も重視しています。また、IT業界の場合、技術は移り変わりが激しいため、特定のITスキルや経験に依存せず、臨機応変に新しいことを覚えていける人のほうが活躍している印象です。

杉浦 同感ですね。私自身もプログラマーから始まり、プロジェクトマネージャー、組織マネジメント、コンサルタントと、お客様のニーズや世の中の状況、会社の事業戦略などに合わせて、さまざまな職種に挑戦してきました。一つのことに凝り固まらずに、時代に合ったものを貪欲に取り入れることで、活躍の場はどんどん広がると思います。ですから最初は色がついてなくてもよいと思います。入社してからやりたいことを見つけて、自分自身で色をつけていけばいい。SBテクノロジーで活躍している多くの人は、そういうタイプだと思います。

――最後に、個人的な今後の目標とPM・PE室のビジョンをお聞かせください。

原 引き続き個人の技術は磨きつつ、チームビルディングの面でも貢献していきたいです。与えられた仕事ではなくても、メンバーの作業進捗を管理する、チームの課題を見つけ出して問題提起するなど、自ら気づいて、チームのために率先して行動できるようになりたいと思っています。

杉浦 世の中のトレンドを常に意識しながら、新しい技術や知識を積極的に取り入れ、お客様に提供するサービスを通じてもっともっと社会に貢献できるようになりたいです。 またPM・PE室においては、若手を早期にお客様のところに繫げてあげたい、社内の他部署にも繫げてあげるなど、“繫げる”をキーワードに橋渡し役として貢献していけたらと思っています。

小山 まずPM・PE室に関しては、より多くの人材が成長できるような組織としていきたいです。若手に関しては、育成の施策強化によってさらなる成長の促進を図り、PMに関しては知識教育だけではなく実践にも寄り添う形で継続的な成長に寄与していきます。そして双方の達成によりリソース強化を実現することで、事業拡大に貢献していきたいと思っています。

――本日は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました!

PM・PE室の皆様に話をお聞きして改めて感じたことは、SBテクノロジーのDNA、文化ともいえる部分であり、良い意味で貪欲だと思いました。若手の育成についても現場や個人任せにせず、少しでも速く、効率的な成長を促していくために真剣に取り組んでいく、そんな気概に改めて心を打たれた取材となりました。

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